まだ多分

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  • 彼は少年時代の特徴であった打ち解けない性質をまだ多分に持っていました。 エミリー・ブロンテ/大和資雄訳『嵐が丘』より引用
  • その可能性はまだ多分に残されているというべきだった。 横溝正史『金田一耕助ファイル16 悪魔の百唇譜 v0.9』より引用
  • われわれにはまだ多分に物を判断する力が残っていた。 横溝正史『真珠郎』より引用
  • 事実、お銀様はこの時もまだ多分の金を懐中に入れてありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • いや自分がまだ多分に少年であるゆえに、すぐ同化することができるのだった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • これはエルガーがまだ多分に時代遅れ扱いを受けていた時期に制作されている。
  • 近代的な会社経営においても、日本ではそういう点がまだ多分にのこっている。 大宅壮一『炎は流れる4 明治と昭和の谷間』より引用
  • ぼくは戰後的な夫婦解釋についてまだ多分な疑問を抱いてをります。 吉川英治『折々の記』より引用
  • 女として肉体的にまだ多分に未熟であったが、いまの小雪は完全にれている。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 下』より引用
  • それとも、僕の心の中には、無知な野蛮人の恐怖が、まだ多分に残っているのだ。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • この説明ではまだ多分に誤解があるだろう。 赤瀬川原平『優柔不断術』より引用
  • 京都からいえば、まだ多分に地方的野性のみを想像されやすい坂東平野の一角である。 吉川英治『上杉謙信』より引用
  • ラインハルトの頭脳は少年のものではなかったが、感性にはまだ多分に少年的なものが残っていた。 田中芳樹『銀河英雄伝説 02 野望篇』より引用
  • 経済活動乃至組合運動に於ても政治運動乃至政党活動に於ても、まだ多分の対立を残している有様だ。 戸坂潤『現代唯物論講話』より引用
  • まだ多分、思考方向がオカルトへ向かっているようだ。 石丸元章『アフター・スピード 留置場→拘置所→裁判所』より引用
  • お母さんだけには、もうすべてをつゝまずに話しておいたが、まだ多分、お前たちみんなの耳には、はいつていないと思う。 岸田国士『光は影を』より引用
  • アリョーシャは兄にヒステリーの話をし、いまでもまだ多分意識不明でうわ言を言っているにちがいないと語った。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • 死後数日経過しているとはいうものの、生前の面影はまだ多分にのこっていたそうですし、衣類やなんかからして、お冬さんにちがいないということが確認されたんですね。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 上』より引用
  • しかし、いっぽうまだ多分に封建色の濃厚な時代であり、家長の命令は絶対であった。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 上』より引用
  • しかし、マダムにはまだ多分に未練があったので、そこでマダムをつれて逃げようとしたのではないか。 横溝正史『魔女の暦』より引用
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