ほとんど終日

24 の用例 (0.00 秒)
  • 学校を途中でして帰ってきた兄は、家の庭に研究所を建ててほとんど終日それにこもっていた。 十一谷義三郎『青草』より引用
  • ほとんど終日いでいた海上に、日が沈みだすころから風が吹きだした。 森瑤子『風物語』より引用
  • 彼女はほとんど終日ジャン・ヴァルジャンのそばについていて、彼の好きな書物を読んでやった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • ほとんど終日ものをいわず、自分の気持を表現するときは、言葉でなく、いきなり行動でやった。 司馬遼太郎『国盗り物語』より引用
  • また別の研究では、「惨事の瞬間にテレビを見ていなかった者も、その日は以後どこの放送局もほとんど終日このニュースを流し続けたので、ほぼ確実に事故の映像を見たはずだ」という。
  • 事件発生以来五日になるが、当初の二日間というもの、長井はほとんど終日、刑事の質問攻めに遭っていたという。 津村秀介『紅葉坂殺人事件』より引用
  • ほとんど終日を二人は、一室のうちに扉をおろし、カーテンを卸して研究にふけることさえあるのです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • レゲットは、趣味のごく単純な男で、ほとんど終日、研究室と小さな寝室のある最上階ですごしていた。 ハメット/村上啓夫訳『デイン家の呪い』より引用
  • ぼくはほとんど終日、庭園や、戸外のぶなの林や、野原などで時をすごした。 リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』より引用
  • 今日はほとんど終日ロレンスの翻訳をする。 伊藤整『太平洋戦争日記(一)』より引用
  • それから、シャベルのほうのことは何も言わず掃除夫にきめられている三人が、ポンプの仕事を割りあてられていないので、ほとんど終日何もしていないのを、指でさした。 メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(上)』より引用
  • ハンスは新しい服を着、緑色の神学校生徒制帽をかぶって、ほとんど終日そとを出歩いた。 ヘッセ/高橋健二訳『車輪の下』より引用
  • 外においての能登守が、あんなに煙がられたり邪推されたりしているのに、内においてのこの殿様はたあいないもので、ほとんど終日お君の傍を離れぬことがありました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 皇子はほとんど終日、大司教や大法官や皇帝勅使や他の役人との密談にあけくれていた。 ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』より引用
  • キティゴンはほとんど終日、病院に詰めきりで、水田は所在なくホテルの窓から、市庁舎前の広場に降る雪を眺めて暮らした。 深田祐介『暗闇商人(上)』より引用
  • なるほど、丹後守は幼少からこの邸を離れたことがなく、ほとんど終日、書斎に籠りがちで、祖先以来伝えられた和漢の書物と、自分が買い入れた書物とは、くらにも室にも山をなしているのであるから、一日に五冊を読むとしても、仮りに五十年と見積れば十万冊は読んでいる勘定になります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • それから、私たちはほとんど終日、田中は姉の思い出を、私は学生時代の昔話を、事実が遠い過去のことであるだけに、少しもなまなましいところはなく、又いや味でもなく、ただ懐かしく語り合いました。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 早朝から夕方まで、ほとんど終日を費したわけです。 海音寺潮五郎『寺田屋騒動』より引用
  • ほとんど終日、アムール河の上流シグハ川に沿うて走る。 宮本百合子『新しきシベリアを横切る』より引用
  • で、非番にあたる日などは、ほとんど終日下屋敷の附近を、ブラブラ彷徨さまよって警戒した。 国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』より引用
  • 次へ »