ほっと吐息

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  • 天井からあたりをきょろきょろ見廻して、それからほっと吐息をついた。 豊島与志雄『変な男』より引用
  • 伊三次はほっと吐息をついたが、おせいは目の前の伊三次が誰か判断できないような顔だった。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • 桜の果樹園に、やっと捨て終わった時には、安心して、ほっと吐息をついた。 モンゴメリ/神山妙子訳『アンの青春』より引用
  • ほっと吐息をつきながら、それでも複雑そうな表情で、軽く大牙は頭を下げた。 井上祐美子『五王戦国志5 凶星篇』より引用
  • 彼はちょっと頭を振り、ほっと吐息をついて、ドアをしめた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • あまりの意外な話に聴き手は無言でほっと吐息した。 平林初之輔『予審調書』より引用
  • 彼は何故ともなくほっと吐息をついた。 豊島与志雄『蘇生』より引用
  • 僕はふと、戦慄せんりつ焦燥しょうそうの連続だったあの夜のことを思い出し、ほっと吐息といきをついた。 清野静『時載りリンネ!2 時のゆりかご』より引用
  • 目にもやがかかり、それが晴れたとき、彼は胸の奥底からほっと吐息をもらした。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • 隆夫は、可能な場合をほとんど残らず数えあげたと思って、ほっと吐息といきした。 海野十三『霊魂第十号の秘密』より引用
  • 車のテールライトが小さくなり、上下に揺れながら次第に見えなくなってしまうと、人々はほっと吐息をして食堂に戻って行った。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • 別に怒声どせい罵声ばせいも飛んでこないとわかった時、はじめて心の底からほっと吐息といきがわき上ってきた。 光瀬龍『紐育、宜候 SF〈太平洋戦争〉』より引用
  • 家電屋は、はじめて呼吸をしたように、ほっと吐息をついた。 阿佐田哲也『ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1』より引用
  • 少し痛みが退くとほっと吐息といきをして、助けを求めるようにそこについている医員に眼ですがった。 有島武郎『或る女』より引用
  • すると執事は、ほっと吐息をついて、また小声でいいだしました。 豊島与志雄『三つの嘘』より引用
  • ふたりで四方山話をしているとき、林冲はほっと吐息をもらした。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(一)』より引用
  • 彼はほっと吐息といきをつくと、椅子に深く腰を沈めた。 クリスティ/川崎淳之助『他訳 ミス・マープルのご意見は? 2』より引用
  • これでとまっていた鳥がまた廻りはじめ、母親はほっと吐息を洩らして目を閉じる。 ディケンズ/青木雄造・小池滋訳『荒涼館(3)』より引用
  • 夫人は目を閉じて、深く吸入して、ほっと吐息をついた。 クイーン/石川年訳『ローマ劇場毒殺事件』より引用
  • 武松はほっと吐息を漏らし、茣座の上に坐りなおってひとりごとをいった。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(二)』より引用
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ほっと吐息 の使われ方