ふと目覚め

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  • さきほどの早川もふと目覚めてそう感じたのかもしれないと思った。 足立倫行『アダルトな人びと』より引用
  • 明け方ふと目覚めて、一人で眠っていたことに気付くのは私かもしれないのだ。 恩田陸『ライオンハート』より引用
  • 深夜、ふと目覚めざめて自分の三十五年の生き方をふり返ってみる。 五木寛之『風に吹かれて』より引用
  • ふと目覚め、村上はベッド・サイドに投げ出した腕時計を手に取った。 花村萬月『ブルース』より引用
  • 唇に、男の熱い唇を感じたとき、満江はふと目覚めたように一人の男の姿を思い出していた。 藤沢周平『隠し剣孤影抄』より引用
  • 青い薔薇のつぼみは、月光を浴びると、ふと目覚めたのか頭をもたげた。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第11巻 花嫁修業は薔薇迷宮で』より引用
  • 自分のしている仕事のトップになろうと思って働いてきたのに、ある日ふと目覚めて、なぜこんなことをしているのだろうと首をかしげるのだ。 ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』より引用
  • 声かけられて雁阿弥は、うとうととしていた夢からふと目覚めた。 横溝正史『髑髏検校』より引用
  • ふと目覚めたベッドの中で、遠くから聞こえてきた一番鶏の鳴き声を、かすかに耳にした。 垣根涼介『午前三時のルースター』より引用
  • その夜の明け方、ふと目覚めた時夫は、ガタガタと廊下を歩く足音を聞いた。 大槻ケンヂ『くるぐる使い』より引用
  • ふと目覚めた三千子は、丸太で組んだ天井を見上げながら、そんなことも考えたものだった。 川端康成『乙女の港』より引用
  • ふと目覚めて横を見ると、絹代は通路側に首をねじって、騒いでいる集団をひたむきな瞳で見つめていた。 綿矢りさ『蹴りたい背中』より引用
  • 然し、生れた家をでゝ、汽車の中で、すでに波子は、奇妙な現実にふと目覚めた。 坂口安吾『波子』より引用
  • 人も少ない広い家に泊まり、夜中、ふと目覚めて床の間の方に目をやると、鏡のような小さい光があるものが見えた。 根岸鎮衛/志村有弘訳『耳袋の怪』より引用
  • 数十分後、ふと目覚めて鏡を見ると、そこには歌舞伎町かぶきちようで客引きをしていそうな、しけたチンピラが映っていた。 原田宗典『東京困惑日記』より引用
  • 麓でそのようなことが起こっているとはつゆ知らず、葛葉は、ねぐらにしている磐座いわくらのなかでふと目覚めた。 五代ゆう『晴明鬼伝』より引用
  • 琴絵がふと目覚めたのはその時だ。 横溝正史『髑髏検校』より引用
  • 四月一日の午前三時ごろ、M中学校の寄宿舎の一室に寝ていた葉山という一学生は、恐ろしい夢からふと目覚めた。 横溝正史『恐ろしき四月馬鹿』より引用
  • 沼津へ移った当座、私は夜中にふと目覚めて、父の代りに祖母を見つけ、そっと泣いた。 尾崎一雄『暢気眼鏡』より引用
  • 二年前に結婚した妻の靖子やすこが、姉の出産の手伝いに仙台へ行ってしまって、私一人でしたが、夜半にふと目覚めてトイレに立ったとき、カーテンのすき間から見た夜のやみの中に、音もなく降りしきる雪を眼にしたのです。 西村京太郎『一千万人誘拐計画』より引用
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