ぴんと張りつめる

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  • そしてぴんと張りつめたまま数分が過ぎ、とうとう一枚のカードが現われた。 ベレアーズ『(ルイスと魔法使い協会1)壁のなかの時計(TXT)』より引用
  • この瞬間、部屋の空気がぴんと張りつめたように雄一には感じられた。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 彼女は左手に弓を持ち、右手に持った矢をぴんと張りつめた弦に当てていた。 エディングス『ベルガリアード物語2 蛇神の女王』より引用
  • 自分をめぐってぴんと張りつめたものなどに、少しも気がついていない顔だ。 栗本薫『翼あるもの1』より引用
  • これはぴんと張りつめた空間を現出させることを意図したもの。
  • 長太郎の表情は明るかったが、どこかにぴんと張りつめたものがある。 平岩弓枝『御宿かわせみ 11 二十六夜待(にじゅうろくやまち)の殺人』より引用
  • ヤーブレックはヴェラが知りつくしているぴんと張りつめた顔をしていた。 エディングス『マロリオン物語08 ダーシヴァの魔女』より引用
  • ぴんと張りつめた糸のような妹の顔を見ながら、シュナンは胸の底にひどい痛みを感じていた。 上橋菜穂子『獣の奏者 Ⅳ 完結編』より引用
  • 英治は、からだじゅうの筋肉が、一度にぴんと張りつめた感じがした。 宗田理『ぼくらの七日間戦争』より引用
  • 私は物を始める前の、或いは物の始まる前の、ぴんと張りつめた気持が好きである。 福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』より引用
  • 大気のなかには、ぴんと張りつめた何かがあるようで、いかにも快よかった。 モンゴメリ/神山妙子訳『赤毛のアン』より引用
  • すると、父は苛立いらだち、家の中には危険なまでに陰険な空気がぴんと張りつめる。 森瑤子『終りの美学』より引用
  • あたりは薄闇に包まれ始め、空気がぴんと張りつめて冷えていた。 森瑤子『スクランブル』より引用
  • または、ぴんと張りつめた薄板のようなものがどこかにあって、それが風に鳴るのであろうか。 豊島与志雄『春盲』より引用
  • 伸びたり縮んだりをくりかえしていた二人をつなぐ糸が、再びぴんと張りつめた。 森絵都『DIVE!! 下 (RubyMate変換)』より引用
  • 鍛えられた上にさらにぴんと張りつめているぼくの神経は、近くに何かがひそんでいる気配を感じ取っていた。 眉村卓『不定期エスパー2』より引用
  • 観客は安心し、それでいてある期待がぴんと張りつめていた。 泡坂妻夫『11枚のトランプ』より引用
  • 知らないうちにマンゴスティンは前方に移動し、繋留けいりゅうロープがぴんとりつめていた。 野尻抱介『ロケットガール 04』より引用
  • 骨の上にすぐに、弾力だんりょく性にとんだ皮膚ひふがぴんと張りつめてかぶっているというような、せ細った背中が少女の体というものなのだ。 曾野綾子『太郎物語』より引用
  • 特に、その六フィートの長身はバイオリンの弦のようにぴんと張りつめていた。 クイーン/真野明裕訳『七匹の黒猫』より引用