ひどく醜い

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  • 相手の顔がひどく醜く見え、同時に自分もそういう顔をしているのだということが、鏡を見てるようによく分った。 石坂洋次郎『陽のあたる坂道』より引用
  • というのは、この日まで、ひどく醜い娘たちをも美しく見せるこのおそれと喜びの素直な顔色をけっして見せたことがなかったからだ。 サンド/篠沢秀夫訳『愛の妖精』より引用
  • ところが女の子の方は飛んだ計算ちがいで、成人に達すると、ひどく醜い娘になった。 サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用
  • しかしやがては、ひどく醜くなってゆくことだろう。 ロチ『秋の日本』より引用
  • 自分がひどく醜く思えてならなかった。 尾崎豊『普通の愛』より引用
  • けれども、口はひどく醜く、歯もまたこのうえなくきたなかった。 サド/大場正史訳『ソドムの百二十日』より引用
  • この姫の容貌がひどく醜く、淫蕩いんとうな性格で、また狐のようにずるかった。 酒見賢一『後宮小説』より引用
  • まったく、姉妹よ、そのせむしときては、ひどく醜く、胸が悪くなるようなやつです。 佐藤正彰訳『千一夜物語 01』より引用
  • 土の中から出てきたのは、植物の根ではなく、小さな、泥んこの、ひどく醜い男の赤ん坊だった。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 02 ハリー・ポッターと秘密の部屋』より引用
  • 笑うとひどく醜くなる顔である。 森鴎外『青年』より引用
  • ひどく醜いひとも二、三ないではないが、それも決して不快なものではなく月並なものでもなく、常に高雅である。 ロチ『秋の日本』より引用
  • 「あなたはあの絵をどうお感じになりますか」ふと耳もとにそうささやく声に、驚いて振り返ってみると、いつの間にか、私の腰をおろしているベンチのそばに、一人のひどく醜い老人が立っていて、その絵の上をじっとながめているのである。 横溝正史『誘蛾燈』より引用
  • 疑うのが刑事の仕事とはいえ、こんな目をした女まで疑わなくてはならないとは、桐生は、自分が人間以下の、ひどく醜く忌まわしい動物にでもなったような気がした。 今邑彩『鋏の記憶』より引用
  • 奇形きけいのキノコか、焼きそこないのパンのような、ひどくみにくい形をしているが、その巨大さは単純な美醜びしゅうの基準を超越ちょうえつして、見る者に不思議ふしぎな感動を覚えさせた。 山本弘『サーラの冒険 2 悪党には負けない !』より引用
  • そこはひとりでも行こうと思えば行けるところだったが、私は男らしいところを見せようと思って、ひどく醜いあばずれ女を買った。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』より引用
  • ひどくみにくいのではないか、と寿々子はずかしく思った。 小池真理子『仮面のマドンナ』より引用
  • 人間の、それもおじいさんにそっくりだけど、ひどくみにくくて、人間の頭よりひと回り大きい。 山本弘『サーラの冒険 Extra 死者の村の少女』より引用
  • 背は中背で、笑い顔もあまり愛想よいとはいえないし、あばたの痕のせいで、ひどく醜くなってしまっている。 ディクスン『ドラゴンの騎士〔上〕』より引用
  • それは顔つきのひどく醜いカプチン僧で、名前を修道士プロスペロ・ダ・ボヴォレンタといった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第一巻』より引用
  • 曝うと傷痕が歪み、不死王の顔は、ひどく醜いものになった。 高千穂遙『美獣 神々の戦士』より引用