ひどく地味

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  • リリアン・シャンの夜会服イヴニングはひどく地味だったが、それでも、眼鏡をはずし、すこしばかりなんとかとりつくろえば、まるで女らしさの欠けた女というほどのこともあるまいと思わせるだけのことはあった。 ハメット/砧一郎訳『コンティネンタル・オプ』より引用
  • ひどく地味じみな人だ。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第04巻』より引用
  • 部屋にあったのは、グレーの背広、コートは薄茶と、ひどく地味なものなのに、スーツ・ケースに入っていたのは、濃い緑の生地に、赤い格子縞こうしじまという派手なものなのです。 西村京太郎『一千万人誘拐計画』より引用
  • 色はオスが原色をちりばめた派手な翅を持つのに対して、メスの翅は喪服に身をやつした西洋婦人のような黒と白のモノトーンでひどく地味であり、あまりの落差から雌雄別種とされていた時期もある。
  • 額を留めてある鋲も黒い鋼、吊り紐も、渋い茶の打紐で、この部屋のものはすべて、暗く、ひどく地味で、モイラのこれまで見て来た世界とは異なっている。 森茉莉『甘い蜜の部屋』より引用