ひどく地味

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  • 編集者も行動することはするのだが、ひどく地味であり、ぱっとしない。 小林信彦『夢の砦』より引用
  • 自分のこれからの生涯はおそらく少しも派手なところの無い、ひどく地味なものになるだろう。 太宰治『惜別』より引用
  • この有名な、ひどく地味なイギリスの医学雑誌のことを知っている警視は眉をひそめた。 シムノン/長島良三訳『メグレと老外交官の死』より引用
  • 宏子の服装は、三十歳という年齢にしても、ひどく地味で、質素なものだった。 赤川次郎『長い夜』より引用
  • 貴族の馬車にしてはひどく地味で、長距離を移動するための実用本位の馬車のようだ。 児玉ヒロキ『イット』より引用
  • 服装もよくはわからないが、ひどく地味なことはたしかだ。 荻原規子『西の善き魔女3 薔薇の名前』より引用
  • 西脇は、芸能プロダクションの社長にしては、ひどく地味な印象の男である。 赤川次郎『やさしい季節 上』より引用
  • 特殊戦とくしゅせん典型てんけいは、映画えいがとちがってひどく地味じみで、忍耐力にんたいりょくようするものなのだ。 賀東招二『フルメタル・パニック!03 揺れるイントゥ・ザ・ブルー』より引用
  • その向こうは一転して、ひどく地味な団地が広がっていた。 松岡圭祐『千里眼 美由紀の正体 上』より引用
  • あの時のにぎやかさにくらべると、こんどの公演は、ひどく地味におこなわれた。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
  • その紺の水着が、二人並べてみるとひどく地味だった。 福永武彦『風土』より引用
  • だがその鮮やかな色彩も長く豊かに波打つ彼女の髪に比べると、ひどく地味なものに見えてしまう。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 02 ロマンティック・クリムゾン』より引用
  • 彼とならんで立てば、<デ・ダナン> の先任士官たちはひどく地味に見えることだろう。 賀東招二『フルメタル・パニック!06 踊るベリー・メリー・クリスマス』より引用
  • それなのに、服色も装身のすべても、ひどく地味好みであった。 吉川英治『上杉謙信』より引用
  • ひどく地味な堅い皮に覆われているのに、果肉は官能的なほどに甘く濃く、女の肌の色をしている。 岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』より引用
  • 講習で潜った海が明るくてどこまでも遠くまで見通せたのに比べると、ひどく地味じみで陰気な景色に見えた。 久美沙織『SPEAK EASYの魚たち』より引用
  • やせぎすの体に、ひどく地味なブラウスとスカートを着けていた。 赤川次郎『一日だけの殺し屋』より引用
  • 一番おしゃれでキザだったのがフランス語科の学生、中国語科の学生は生真面目な紅衛兵のようだったし、ドイツ語科の学生はやたら理論好き、ウルドゥ・ヒンズー語科の学生はひどく地味で質素であった。 田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』より引用
  • デパートの経営内容や、そこで扱っている衣料品や雑貨などの商品の売れ行き状況などを分析、レポートするというひどく地味で堅い内容の雑誌である。 椎名誠『新橋烏森口青春篇』より引用
  • 彼女は、母よりも父を多くうけついだ方で、その風俗なりなぞも嫁入り前の若さとしてはひどく地味づくりであるが、えりのところには娘らしい紅梅の色をのぞかせ、それがまた彼女によく似合って見えた。 島崎藤村『夜明け前』より引用
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