なく切り捨て

19 の用例 (0.00 秒)
  • 彼は夢を育てながら、それをつぎつぎと容赦なく切り捨てねばならなかった。 開高健『青い月曜日』より引用
  • 彼能く得度し得たるは、花顔月眉くわがんげつぴたけなす黒髪を吝気をしげもなく切り捨てた所にある。 出口王仁三郎『三鏡 『水鏡』『月鏡』『玉鏡』 kgm 2 20060303』より引用
  • 個々のものを抵抗なく切り捨てられるのに、全体の平均的方向性を見失うことはない。 森博嗣『四季 4 冬』より引用
  • 他人を自分より下に見て、それを容赦なく切り捨てて顧みないような人間に育っていたのだとしたら、親としては看過し得ない事態であった。 貫井徳郎『天使の屍』より引用
  • でも私は自分の身近にいるひとを、いとも簡単に容赦なく切り捨てられるひとのほうが信用できません。 藤堂志津子『藤堂志津子 恋愛傑作選』より引用
  • 企業は、利益のためなら人間を容赦なく切り捨て、いささかも恥じるところがない。 山田正紀『火神(アグニ)を盗め』より引用
  • そして、そうまでして仕えていたおれを容赦なく切り捨てた楊偉民を、おれは心の底から憎んだ。 馳星周『不夜城』より引用
  • 救いようがなく切り捨てられるべき「悪」もまた必要だった。 竹下節子『パリのマリア』より引用
  • 本人に責任があるとないとに拘わらず、企業に災いをもたらす者は容赦なく切り捨てられるのだ。 山田正紀『火神(アグニ)を盗め』より引用
  • 少女がよそ見をはじめると、イアンはそのエピソードの残りを惜しげもなく切り捨てた。 ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』より引用
  • この世界を救済しようという遠すぎる理想を追い求め、そのための犠牲を躊躇なく切り捨てられる、そんな苛烈な戦士でいられたのだろう。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』より引用
  • さらに、後日弟が語ったところによると、いつも紙面を埋めている記事が、ことごとくその場所を奪われて、容赦なく切り捨てられているのが奇妙な印象をあたえていたとのことだ。 ウェルズ/宇野利泰訳『宇宙戦争』より引用
  • 青春の多感な一時期を分かち合った仲間をなんの未練もなく切り捨て、一度か二度見合いをしたにすぎない相手に、ただ単に彼がエリートで、安定した生活の期待があるという理由だけで、自分のこれからの人生を簡単に託す女のさかしらな計算が憎かった。 森村誠一『人間の証明』より引用
  • 社員達は御前にエンブリオを差し出すことができれば出世コースが約束されているが、失敗続きの者は容赦なく切り捨てられる。
  • ゲームは攻略する事が楽しいはずという持論を追求し、楽しさのためなら不必要と判断した従来の常識を容赦なく切り捨ててしまう合理的思考の持ち主である。
  • いえ、もちろん基本的なストーリー展開、全体の持つ雰囲気などはそのままなのですが、いくつものエピソードが惜しげもなく切り捨てられていたり、細かい言い回しが全面的に書き直されていたりして、ぐっと読み易く東成された作品に変身していたのです。 秋田禎信『ひとつ火の粉の雪の中』より引用
  • ただし、「内田春菊を軽蔑してた」なんて的外れな批判は容赦なく切り捨てますが。 中村うさぎ『屁タレどもよ!』より引用
  • つまり万俵の人事のやり方は、自分に徹底したサービスをする人間か、さもなくば、仕事に徹底的に役立つ人間のどちらかで、その他は容赦もなく切り捨ててしまう。 山崎豊子『華麗なる一族 上』より引用
  • その直後のスペースシャワーTVで横山健から「あんなのはハードコアじゃないよ」とにべもなく切り捨てられた。

なく切り捨て の使われ方