なくては済まない

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  • そのために僕はますます無頼漢ごろつき扱いにされなくては済まなくなる。 夏目漱石『行人』より引用
  • が、無理と知ってて、そういわなくては済まない気持であった。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • 旨くてもまずくても構わないが、とにかく祈祷をしなくては済まないのだ。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • すべてを破壊しなくては済まない怒りの衝動であった。 菊地秀行『妖戦地帯2 淫囚篇』より引用
  • あなたは御自分を曲げ歌詞を曲げなくては済まなくなります。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(上)』より引用
  • そして又己を悩まさなくては済まないだろう。 森鴎外『青年』より引用
  • だから野々宮さんを相手に二人ふたりぎりで話していると、自分もはやく一人前の仕事をして、学海に貢献しなくては済まないような気が起こる。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 従つて書かなくては済まない、のこさなくては悪いと思ふ事以外には一画といへどみだりに手を動かす余地がない。 夏目漱石『艇長の遺書と中佐の詩』より引用
  • 大名の家の紋が並んでいる本を陽なたにならべて干し、鷹の羽の羽箒で丁寧に虫の卵や虫の死骸を払っていた父親の姿を想い出すと、大変にいい仕事だと信じていたらしいので、わからなくては済まないような気もする。 森茉莉『記憶の絵』より引用
  • ふつうならそんなものは金を貰っても読まないが、現実に久保田から金を貰ってみると、やはり読まなくては済まなくなる。 樋口有介『探偵は今夜も憂鬱』より引用
  • それに自分の健康状態やらその他の事情に対して寛容の精神にちた取り扱い方をしてくれた社友の好意だの、また自分の書くものを毎日日課のようにして読んでくれる読者の好意だのに、むくいなくては済まないという心持ちがだいぶ付け加わってくる。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 介入しなくては済まないのだ。 ウルフ/大澤実訳『ダロウェイ夫人』より引用