とろくさく
全て
形容詞
8 の例文
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例のごとく、とろくさく迷った本家の庭院で、偶然出会った年下の従妹。ふと振り返った美しい少女に、克洵は一目で恋をした。
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つまり、母さんが起きているということだ。とろくさい音楽をバックに、口に唾をためたまま話しているようなアナウンサーの声が芸能ニュースを解説していて、すると今は七時四十分を少し回ったくらいだろうなと思った。母さんは上半身パジャマ、下半身はガードルとストッキングという姿で玄関口に現れると、僕をちらっと見やって、洗面所に突進して行った。
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ただ、なんていうか彼女っていつもボーッとしてとろくさくて、守ってあげなきゃなって気にさせるんです。
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どこで買っても同じだし、売るほうも歩合じゃないのだから、そこでいくら売れたからって給料に関係がないはずだが、そこが名古屋の中年女性の気のいいところだろう。そのかわり、金を受けとってからの処理のトロクサイこと。「さっき買ったの、当りゃせんかったなあ」 うるせえ。
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私はいつもそうです。気を利かせたつもりが逆効果、こんなとろくさい人間に、親しい友人なんてできるはずもありません。
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例えば東北地方では「ホンジナシ」という言葉や、これに似た言葉が多く見られるが、「バカ」系の言葉や「タクランケ」「ハンカクサイ」という言葉も見られる。愛知県は「タワケ」が多いと言われるがこれは西部で、東部では静岡県の一部などと共に「トロイ」「トロクサイ」が多い。三重県や岡山県には「アンゴウ」という言葉が見られる。
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たつは二度、三度と同じことを繰り返す。「なんやい、たつて、わりにとろくさいのやな」 「よし、ほんなら、こうや」 たつは両手を頭の上に上げ、両手の指を組み合せる。「もう、どうなっとして」 私は思い切ってその腋の下に手を当てた。
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