ところに在る

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  • 現実の社会がまだ遠いところに在ると同じように、女も遠いところに居た。 石川達三『青春の蹉跌』より引用
  • 男女間の愛情にしたって、肉体を超えたところに在るんじゃないかね。 豊島与志雄『失われた半身』より引用
  • 芸術の制作という意味は、こういうところに在るのではないだろうか。 宮本百合子『作品と生活のこと』より引用
  • 自由ということの本当の意味は、どういうところに在るのでしょう。 宮本百合子『美しく豊な生活へ』より引用
  • お池がこの世界とは別のところに在って大理石の柱を映しているわ。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • 私も便所がどこにあるのか知らないが、よつぽど遠いところに在るのだらう。 坂口安吾『勝負師』より引用
  • 批評的精神の眞意は、現在に即して將來の可能に前進するところに在る。 片上伸『生みの力』より引用
  • たった数日の稽古では及ばないところに在る者と出会ってしまった。 事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』より引用
  • 人及び芸術家としての幸福とは、果してどういうところに在るものであろうか。 宮本百合子『山本有三氏の境地』より引用
  • 事務的にことを処理するコツが今日のことを明日にのばさないところに在るのは実際です。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 眼が覚めたときには、太陽がまだ空の高いところに在った。 吉行淳之介『砂の上の植物群』より引用
  • それは、手の届く所に、すぐにも渇きの医せるところに在るのだ。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • この書類は一定の温度と湿度と気圧のところに在る限り安全じゃ。 海野十三『共軛回転弾』より引用
  • この不思議の原因は、私も友人も、共に池の面を眺めながら話を交すというところに在るらしい。 太宰治『乞食学生』より引用
  • 各人各様であるが、正しい答えは、各人各様でないところに在るらしい。 坂口安吾『三十歳』より引用
  • 女の片方の手は乳房の上に置かれ、もう一方の手は両脚の合せ目のところに在った。 吉行淳之介『砂の上の植物群』より引用
  • 死が月世界より遠いところに在るはずがありません。 柳美里『自殺』より引用
  • それで無くて何で中新田城から幾里もへだたらぬところに在った名生の敵城を知らずに、十九日の朝に政宗を後にして出立しよう。 幸田露伴『蒲生氏郷』より引用
  • 日本の文学精神が変らずにはすまない素地は歴史のこの辺のところに在るかもしれないのだ。 宮本百合子『「下じき」の問題』より引用
  • 即ち、文字が文字そのものゝ生命から離れて、声及び動作の生命を暗示するところに在る。 岸田国士『演劇一般講話』より引用
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ところに在る の使われ方