つめ寄る

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  • 群衆は、ひくい小廊下と広場をつなぐ三段の階段にむかってつめ寄った。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • 彼らは必死の面持ちで、前と左右の三方から市之進につめ寄ってきた。 光瀬龍『所は何処、水師営 SF西郷隆盛と日露戦争』より引用
  • ぞりぞりと畳をこすって、三人の女の人が枕元につめ寄ってきた。 樋口有介『八月の舟』より引用
  • 彼が行ってしまうと、ぼくはもらった紙切れを見つめているキリコにつめ寄った。 近藤史恵『天使はモップを持って』より引用
  • 突然、母の顔が馬鹿に大きくなってつめ寄ってきた。 豊島与志雄『不肖の兄』より引用
  • 兄が帰ってしまうと、暫くたってから、じりじり父の方へつめ寄った。 豊島与志雄『黒点』より引用
  • 宏一は拳銃など目に入らない様子で、じりじりとつめ寄って行く。 赤川次郎『赤いこうもり傘』より引用
  • そしてすぐ前までつめ寄って来たので、新之助は後じさりした。 藤沢周平『夜消える』より引用
  • 忍者たちが天兵衛の前に並んでつめ寄っていた。 半村良『産霊山秘録 上の巻』より引用
  • そして、しばらく私の目の中には、拓也が包丁を手に父親につめ寄っている暗い絵が残った。 小林道雄『翔べ! はぐれ鳥』より引用
  • 一升壜をひっ掴んで、つめ寄ってゆき、仏像の頭上に叩きつけてやった。 豊島与志雄『或る作家の厄日』より引用
  • 他の少女たちも一斉に眼の色を輝やかせてバービーの方につめ寄る。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 3) 角のロワイヤル』より引用
  • その中に戦士がまじっていて、祭壇につめ寄ってくるのです。 バローズ/佐藤高子訳『ペルシダーに還る』より引用
  • 刑事がそう言って私につめ寄ると、傍から橘が片頬に皮肉な、また得意そうな笑いを浮かべて刑事に答えた。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 八歳になる姪の子が、まん円い眼付でつめ寄ってきた。 豊島与志雄『人の国』より引用
  • 今日一日で何度ケンカしたか、江美は俊夫につめ寄った。 中場利一『えんちゃん 岸和田純情暴れ恋』より引用
  • 二人はわずか一歩につめ寄って睨み合ったが、狩猟のおきてはオコシップに分があった。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • それで一同御身のまわりにつめ寄って、まめまめしくお手当を尽しました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • ジムが血相を変えてつめ寄ってきたからだ。 ディクスン『ドラゴンになった青年』より引用
  • ディックは憤りのあまり、満足に口も利けないありさまで、彼女につめ寄ってきた。 クリスティ/河野一郎他訳『事故…クリスティ犯罪・怪奇傑作集』より引用
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