だらけの醜い顔

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  • 加恵は、小皺こじわだらけの醜い顔だというけれども於継は今以もって誰が見ても美しいのであったから、それはいわれのない悪口にしか思えない。 有吉佐和子『華岡青洲の妻』より引用
  • 彼女が館から出ようとした際、イゴールの顔を叩いてしまい、彼が自分で作った蝋の仮面が壊れ、その下からひどく傷だらけの醜い顔があらわれる。
  • 「わたくしは退院させて貰つたら、わたくしを掴まへてこんな所へ入れた、御親切千万な友達を尋ねて行つて、片つ端から骨を打ち折つて遣らうと思ひますよ」と、患者は愉快げに、しかも怒を帯びて云つて、雀斑そばかすだらけの醜い顔を変に引き吊らせた。 森林太郎『笑』より引用
  • 「わたくしは退院させて貰ったら、わたくしを掴まえてこんな所へ入れた、御親切千万な友達を尋ねて行って、片っ端から骨を打ち折ってやろうと思いますよ」と、患者は愉快げに、しかも怒りを帯びて云って、雀斑そばかすだらけの醜い顔を変に引き吊らせた。 森鴎外訳『諸国物語(下)』より引用
  • 僕は君たちの、傷だらけの醜い顔よりも、あの、悩みなき、育ちのいい人々の一群を好む。 原口統三『二十歳のエチュード』より引用
  • が、佐助はさすがに白雲師匠の教訓を忘れなかったのか、鳥人の術なぞ知った顔は一つも見せず、専らアバタの穴だらけの醜い顔を振りまわして行くと、案の定人に好かれた。 織田作之助『猿飛佐助』より引用
  • 名前こそ鈴木とかえているが、にきびだらけの醜い顔といい、どろんと濁った、白痴特有の眼つきといい、たしかに日下家の書生、白痴の宮園魁太なのだ。 横溝正史『花髑髏』より引用