たちむかお
全て
動詞
18 の例文
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ぼくはぼく自身の判断で、勝手に事件にたちむかっていただけですよ。
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壁が高くなったり、のびたりするのは午前中だけだ。午前中、私たちは体内にいくらかの圧力を感じて砂漠と空にたちむかう。黄土をねり、煉瓦を吊りあげる。
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知識に気おされてばかりいてはどうにもならないように思ったのだ。浜田は練習のつもりでそういう話題に自分からたちむかっている。
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ミルドレッドは、トラチャンに、今夜ごはんをあげるのを、とうとうあきらめました。暗くなってからあの断崖にたちむかう気になれなかったからです。今は寝て、明日のあけがたになってからにしよう。
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ソテル君はこう考えた。大体世間の亭主をみていると、彼らは男として女房にたちむかうからいけない。男として女房にたちむかうから、女房の側もむきになってわめいたり、嫉妬を起こすのである。
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ガリオンは軍を率いて〈東方〉へ侵攻することもできた。かれの心は恐怖でいっぱいだったが、危険にたちむかうのはひとりで十分だと決心した。ベルガラスとシルクだけがかれについていった。
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だから、何かの理由で両親の愛情がとり去られたときに、子供は臆病になり、冒険心がなくなり、恐怖心にみたされ、自分が哀れにおもえてくる。そしてもはや陽気な冒険心でこの世にたちむかうことができなくなるようである。そのような子供は、おどろくほど幼い年頃で、人生とか死とか人間の運命について瞑想しはじめるようである。
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李俊はそこで、阮小五と阮小七に船頭の身なりをさせ、童威と童猛をその手下の水夫に仕立てて、六十隻の糧秣船に乗りこみ、船にはすべて献糧と書いた新しいしるし旗を立てて広い谷川をさかのぼって行った。やがて清渓県に近づくと、上流のほうから早くも南国の戦船がたちむかってきた。敵兵はいっせいに矢を放った。
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町内に兵法家がきた。一人で千人にたちむかうことができる、一人で千人を殺す力をもっていると大言壮語を吐く。そこで相撲取りをよんできて立ちあわせることになった。
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放課後の当番が終ったあと、校舎を出て帰ろうとしたぼくは、運動場の砂場で、マサルとススムという子が彼の髪を引張っているのを見た。はじめはあの子もたちむかっていたが、やがて体を突かれて砂の中に仰むけに倒れた。たち上る所をまた転がされる。
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いいか、リーピチープ、おまえは、すきかってなことをいうがよい。何人もたちむかえないようなことがあるのだ。
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子供は一人あるが、姑が育てている。それだけの夫婦生活の経験が、夜が明けて間もない床で青塚にたちむかった。女は、はじめから羞恥を忘れていた。
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なにしろ、この目で見ているから、信頼がおけるよ。どうか全力をだして徘徊している化物どもにたちむかっていってもらいたいんだ。おれは心底から応援するし、便宜も図る。
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みな白刃をひっさげている。いちど父の寝所の方へ走ろうとして、お美也は敢然とその方へたちむかった。「おまえさまたちは、どなたですか」 黒装束のむれは、お美也をとりまいた。
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ファリアは勇敢な男であったが、自分の身にふりかかってきたこの漠としてつかみどころのない恐怖には、おののかないではいられなかった。正体の知れている危険ならば、決然としてこれにたちむかうだけの決心があったが、こうした不安にはひどく悩まされるのだった。けれどもそんな様子は娘にはすこしも見せないで、なるべく事を軽く見ているふりを装っていた。
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が、すぐに殴打の音とともに浜蔵のうめき声がきこえた。おえんは必死におきあがって、おそってくる男たちに懐剣でたちむかった。男たちはすでに二人傷を負っているので、用心ぶかくなった。
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ジョージは、ときには家を歩く物音さえ耐えがたいと苦しむこともあったが、精神はきわめて澄明だった。病態が深刻なときには家の中にこもったが、体調がよいときは果敢に社会にたちむかった。ある朝、大石が起きてみると、彼は憤激しながら長文の手紙をしたためていた。
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