たちは黙々と

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  • 気にならないわけではなかったが、妹が口にするまでは訊くのもはばかられ、他には何も話すことがない私たちは黙々とケーキを食べ、コーヒーをすすった。 小川内初枝『緊縛』より引用
  • 工人たちは黙々とした機械の間で、やがて襲って来るであろう暴徒の噂のために蒼ざめていた。 横光利一『上海』より引用
  • だから宙航士パイロットたちは黙々と地上を歩く。 光瀬龍『たそがれに還る』より引用
  • 私たちは黙々と歩き、通りに出、流しのタクシイをつかまえた。 福永武彦『海市』より引用
  • かたずをのんで私たちは黙々と彼を見まもっていた。 フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』より引用
  • 男具那たちは黙々と山を下った。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 1 大和の巻』より引用
  • そのダークゾーンの中を、スカルダたちは黙々と進んでいた。 ベニー松山『隣り合わせの灰と青春』より引用
  • 初年兵たちは黙々としていた。 五味川純平『虚構の大義 ─関東軍私記─』より引用
  • 私たちは黙々と半裸の天麩羅を食べつづけた。 姫野カオルコ『喪失記 処女三部作2』より引用
  • 水中眼鏡持参の、うさぎくんと守田氏に少し沖まで行ってもらうことにして、わたしたちは黙々と、捜索をはじめた。 近藤史恵『凍える島』より引用
  • 生徒たちのテーブルでは、ときおり木下が冗談をいうくらいで、部員たちは黙々と鍋をつついている。 後藤正治『リターンマッチ』より引用
  • それでも、ぼくたちを先導する隊員たちは黙々と進む。 眉村卓『不定期エスパー2』より引用
  • 働くものたちは黙々もくもくとただ何も考えず、指示され命令されるままにおのが肉体を酷使こくしし、したたるあせをぬぐう間もなく、ただその日がまた終わり、熟睡じゅくすいの恵みの内に身を休めることのできる刻限こくげんが来ることを待ち望んだ。 久美沙織『ドラゴンクエスト5 第2巻 文庫版』より引用
  • けれど、それを情けながっているようでは幼稚園であって、師たちは黙々と耐えることにまことに不可思議な沈潜したよろこびを味わっているのである。 開高健『私の釣魚大全』より引用
  • 係員たちは黙々と書類を運んだ。 半藤一利『日本のいちばん長い日』より引用
  • わたしたちは黙々としてやりはじめた。 アンブラー/田村隆一訳『あるスパイの墓碑銘』より引用