それを見上げる

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  • 私と男の子は古書店の軒先に立って、しばらくそれを見上げていました。 森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』より引用
  • それを見上げていた玲の視線が、広樹が手にした鏡に降りてきて止まった。 坂東眞砂子『蛇鏡』より引用
  • 相原園子はそれを見上げながら、夫の正志にだけ聞こえる低い声で言った。 宗田理『ぼくらの七日間戦争』より引用
  • 彼は自分自身でも感心したようにそれを見上げていた。 有沢まみず『いぬかみっ!06』より引用
  • 森は、それを見上げている幸田を眺めながら、こんな話を切りだした。 荒俣宏『帝都物語1』より引用
  • 三千年の歳月がそれを見下ろしはじめると、人間はそれを見上げはじめる。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • しかし兵と虎はそれを見上げているのではなかった。 佐藤大輔『皇国の守護者1 反逆の戦場』より引用
  • いつか見た街灯の下までくると、電柱の下に立ってそれを見上げた。 松本清張『危険な斜面』より引用
  • 血によごれたかべをもたれさせて、ジネットはそれを見上げている。 枯野瑛『銀月のソルトレージュ03 琥珀の画廊』より引用
  • 次々と落ちてくるそれを見上げていると、鈍色にびいろの空に吸い込まれていくようだ。 山本文緒『群青の夜の羽毛布』より引用
  • 男はうれしそうな顔をしてそれを見上げ、テントの中に頭を戻した。 時雨沢恵一『キノの旅 第02巻』より引用
  • ジャップ警部はわれわれと同じようにそれを見上げていた。 クリスティ/松本恵子訳『ザ・ビッグ4』より引用
  • 陽子はひそかに軽く笑い、不審そうにそれを見上げた虎嘯こしょうが陽子を振り返った。 小野不由美『十二国記 07 風の万里 黎明の空(下)』より引用
  • 地上に影を落としているそれを見上げ、カイルロッドは叩いた。 冴木忍『カイルロッドの苦難 7 微笑みはかろやかに』より引用
  • それを見上みあげると、子供こどもは、いつかこのまちとおったことがあったのをおもしました。 小川未明『角笛吹く子』より引用
  • チエ子はそれを見上げながら、今にも泣き出しそうに眼をパチパチさした。 夢野久作『人の顔』より引用
  • スポックは結晶体に近づき、落ち着いた冷静な表情で、それを見上げた。 ジェイムズ・ブリッシュ『11 惑星ゴトスの妨害者』より引用
  • 奈可子は放心したように、庭を歩き再び椰子の樹の下へ来て、それを見上げた。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • 一点の曇りもない空、頑丘はそれを見上げて困惑したようにした。 小野不由美『十二国記 08 図南の翼 小野不由美』より引用
  • 私たちは並んでそれを見上げた。 宮部みゆき『名もなき毒』より引用
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