それを土台

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  • それを土台にベートーヴェンがさらに豊かにその様式を発展させた。
  • それを土台に軍務局と東條と統帥部で検討して、大東亜省構想をまとめた。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(下) 日米開戦から東京裁判まで』より引用
  • 現にそれを土台にして丹羽が書き、上林がまた自分に賛成して書いている。 伊藤整『太平洋戦争日記(一)』より引用
  • それを土台にして顔をつくりましょう。 ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』より引用
  • 詳細を極めた源氏の講義録のやうなものでそれを土台にして完訳を試みる積りであつたらしい。 平野万里『晶子鑑賞』より引用
  • 冷酷な現実ありのまゝのものが人生で、それを土台にした上で、我々の如何に生くべきかという本当の設計が始まることゝなるのである。 坂口安吾『男女の交際について』より引用
  • 自分の肉体は安全にかくしたし、これからゆっくりとトミーの心のなかの知識を消化して分類整理し、それを土台に自分の遠大な計画を立てるのだ。 フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』より引用
  • ことに、机のうえで頭をひねるだけではなく宇宙旅行の経験をつんだマルモ・ケン氏のような人から、実地の話をよく聞いて、それを土台にして設計をしないと完全なものは出来ない。 海野十三『三十年後の世界』より引用
  • それらは進化論を支持する土台となり、さらにそれを土台にしてベールの法則を見直したのがヘッケルである。
  • トラックを二台売ったりすれば、今のことだから、一寸まとまった金が入り、それを土台に何とか地道な方法が立てば良いと思います。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 最初に会ったとき、ふたりの女性はおたがいに対して共感のようなものを抱き合い、それを土台に、時間をかけていい関係を作っていった。 片岡義男『夏と少年の短篇』より引用
  • 「石高」の概念自体は戦国時代に一部大名が採用し、織田政権でも土地の評価方法として一部の地域で採用されていたが、石高制の導入は豊臣政権による太閤検地以後であり、徳川政権はそれを土台として日本全国の支配を確立させた。
  • それを土台にして、記者が若い女優の間に、麻薬使用が流行しているということを取りあげて、記事を書いたんですがね、例の日曜付録のロマンチックなやつですよ。 クリスティ/松本恵子訳『エッジウェア卿の死』より引用
  • ただわからないのは、早苗の手紙にどんなことが書いてあったか、また、それを土台として辺見重蔵が、いったいなにをさぐりだしたのかということである。 横溝正史『姿なき怪人』より引用
  • 二三ケ月後に出来る千円ほどの余裕をもって、杉沢に話して、例の横山村に土地を買ってもらうか、それともそれを土台にして建物会社を利用して家を郊外に建てるか、または徴用の件などを顧慮して現金を家におくか、考えても決断がつかない。 伊藤整『太平洋戦争日記(一)』より引用
  • 辺見重蔵はそれを土台として調査をすすめ、あるていど、姿なき怪人の秘密をかぎつけたのではないか。 横溝正史『姿なき怪人』より引用
  • 経営者たちにとって彼らは、安価で気心の知れた労働力であり、それを土台として、今日の繁盛を築き上げた。 本田靖春『ニューヨークの日本人』より引用
  • ある人〔孔子をさす〕が想像上の事柄を実際に経験して、それを悟性にかなう事実にしたのなら、やがてすべての人もそれを土台に彼らの生活を築いてゆくだろう、と私には見通しがつくのである。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • あらゆるものを人間は言葉によって認識し、それを土台にして、ネアンデルタールやクロマニヨンの頃から現在にいたるまでの文明を、作り上げてきた。 片岡義男『日本語の外へ(下)』より引用
  • バローのハムレットは、自分の低い声や、特異な柄をよくつかんだ、そしてそれを土台としてうまく生かした、演じ方をしていた。 芥川比呂志『決められた以外のせりふ』より引用
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