その醜い

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  • が、妻のために、娘達の前に、その醜い肌を曝させたくない。 外村繁『日を愛しむ』より引用
  • 母はその醜い面を見せてくれた。 冴木忍『カイルロッドの苦難 8 やさしさは風の調べ』より引用
  • 絵のなかの仙人掌は年を経たせいかひどく黒ずんで、その醜い姿はますます醜いものになっていた。 山本禾太郎『仙人掌の花』より引用
  • かれがその醜怪な生き物の弱点を知ったのは、そのときだった。 P・J・ファーマー『階層宇宙の創造者』より引用
  • けれどとにかくそのときには、彼の眼つきはその醜い顔を輝かして、別人のような顔つきになるのだった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • パフニュスは、手で自分の顔を撫でながらその醜さを感じたくらい恐ろしい形相になっていた。 フランス/岡野馨訳『舞姫タイス』より引用
  • 頑として動こうとしない空気との格闘で、その醜い顔にはいく筋もの汗が流れ落ちていた。 エディングス『ベルガリアード物語5 勝負の終り』より引用
  • 僕はその醜怪な魚の形を想像するにたえなかった。 岡本綺堂『山椒魚』より引用
  • 頭も悪くなさそうだし、その醜怪な顔に似合わず性格にも暗さや異常なところは見受けられなかった。 倉橋由美子『倉橋由美子の怪奇掌篇』より引用
  • ある男が一人の女に出会い、その醜さにショックをうける。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • 友之助が殺された晩には、私はその醜い後姿を目撃した。 江戸川乱歩『孤島の鬼』より引用
  • そうしてその醜くいものを一番く知っていたのは、彼女の懐に温められて育った駄々だだに外ならなかったのである。 夏目漱石『道草』より引用
  • その醜怪しゅうかいさに息をのんで見つめながら、フィリエルは、もしかするとこれは竜ではないかと考えた。 荻原規子『西の善き魔女5 闇の左手』より引用
  • その醜い、片目のおれが、今まで沙金の心を捕えていたとすれば、それはおれの魂の力に相違ない。 芥川竜之介『偸盗』より引用
  • 道学先生が、自からその醜を唱うるは、例として話の纏まった時に限るのであった。 泉鏡花『婦系図』より引用
  • これでもか、これでもか、といよいよすりよって、いよいよその醜があがる。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • その醜さは描かれているが、作者はそういう思想上の一つの言葉を、そのまま主人公の善意のしるしのように作品の中で扱っている。 宮本百合子『選評』より引用
  • 彼はその暗らさを憎み、その醜怪さを憤らずにゐられなかつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 過去が現在に関係がなければ、歴史も戦史も、その醜いはらわたを暴く必要はないのである。 五味川純平『ガダルカナル』より引用
  • 高志は多分その醜さをわらったのだ。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
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