その醜い

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  • その醜い姿をお前はいつしか発見して後悔せねばならなくなる。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 崔州平は、とさっきはその醜い美しさに感動したが、いまは、とむっとする。 酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』より引用
  • そして日がたつうちにその醜さが美になる。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • モリイがドアに手を伸ばしたので、ケイスもその醜さに気づいた。 ギブスン『ニューロマンサー』より引用
  • 彼女かのぢよ今自分いまじぶん假面かめん引剥ひきはぎ、そのみにくさにおどろかなければならなかつた。 水野仙子『悔』より引用
  • その醜い半面のこうした傾向が如何に烈しいものであったかという一例がこれである。 夢野久作『東京人の堕落時代』より引用
  • その醜怪なものの続くはるか彼方かなたに、何やら自分と異るものが動いたような気がした。 半村良『獣人伝説』より引用
  • しかし鬼女は被衣の下から、その醜い顔を上げて式神をにらみつけた。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • その醜を変じて美となすべきの術あれば、その術を求めてこれを施すもまた人情なり。 福沢諭吉『教育の目的』より引用
  • 私の眼がもう一度その婦人をかすめたとき、ふと私はその醜さのなかに恐らく私以上の健康を感じたのです。 梶井基次郎『橡の花』より引用
  • 人間が好んで運命を狂わせる、その醜い姿を見せつけようというのでもない。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • これではその醜さがあまり想像できない。 酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』より引用
  • すでにその醜怪な姿は、ぐったりした尼僧とともに裸馬の上にあった。 山田風太郎『地の果ての獄(上)』より引用
  • ということになると、ある人は、その醜さを見て人生に幻滅し、絶望するかも知れない。 三浦綾子『孤独のとなり』より引用
  • ひと口に言へば、彼女のもつてゐるのは非常に複雑なまじり方をしてゐる混血の美しさであり、またその醜さなのではあるまいか。 神西清『灰色の眼の女』より引用
  • しかもその醜い争いの種子たねをまいたのは葉子自身なのだ。 有島武郎『或る女』より引用
  • するとその醜さに邪視の魔力は大きく減じてしまうというのだ。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • その醜い顔は蒼白で、油汗を浮かべていたが、ソロに気づくと笑顔を見せようとした。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『03 なぞの円盤』より引用
  • 突然だつたので、房一は思はずその醜い顔に紅味をうかべながら、軽く頭を下げた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • というのは人間というものは自分の複製を眼の前に見ていると、ついその醜さを最も神聖な相手にも移植してしまいがちです。 平林初之輔『華やかな罪過』より引用
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