その醜い姿

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  • その醜い姿を見た父王は、こんな者は自分の娘ではないといってしまう。
  • その醜い姿をお前はいつしか発見して後悔せねばならなくなる。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 人間が好んで運命を狂わせる、その醜い姿を見せつけようというのでもない。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • 絵のなかの仙人掌は年を経たせいかひどく黒ずんで、その醜い姿はますます醜いものになっていた。 山本禾太郎『仙人掌の花』より引用
  • 一つの眼が神を見て、それと遊んでいる同じ瞬間に、今一つの眼は悪魔を見て、その醜い姿に怖れおののくこともあったに相違ない。 薄田泣菫『艸木虫魚』より引用
  • 泥と身を変じたひとびとが、どのような行動におよぼうと、心の底ではそのみにくい姿をこの世ならざるものとして感じ、恥じていたことを。 流星香『プラパ・ゼータ 5 闇色の魔道士』より引用
  • 手当たり次第に喰らい、その醜い姿を刻々と変化させ続ける、恐るべき魔獣となってしまったのである。 大迫純一『ゾアハンター 03 復讐のエムブリオ』より引用
  • それなのに、鏡の中にその醜い姿を眺めた時、私はなんの嫌悪も感じないで、むしろ跳び上るような歓びを感じた。 スティーブンソン・ロバート・ルイス『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』より引用
  • しかし、ハロウィンの夜にヴィクターの噂を聞き付けた若者達が、その醜い姿を一目見ようと彼の家に火を放つ。
  • しかしわたしはその醜い姿を鏡に見たとき、反発を覚えるどころか、歓んで飛び上がったほどである。 スティーヴンスン/日高八郎訳『ジーキル博士とハイド氏』より引用
  • 夫は何をされてもまるで芋虫のように無抵抗であり、また、夫のその醜い姿と五体満足な己の対比を否応にも感ぜられ、彼女の嗜虐心はなおさら高ぶるのだった。
  • とばかりに、おぞ毛をふるい、かたわらのやぶだたみ目がけて宮のお首を抛り捨て、やっと身軽となるやいな、後ろも見ずにその醜い姿をいずこともなくくらまし去ってしまったものである。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • ジローがチャクラにそうさけんだときには、すでにサラマンドラが地表をつきあげ、押しやぶり、その醜い姿を現わしていた。 山田正紀『宝石泥棒』より引用