その醜い

99 の用例 (0.01 秒)
  • その醜い姿を見た父王は、こんな者は自分の娘ではないといってしまう。
  • それでも、元は老人の話に驚いて、すぐにその醜さなど忘れてしまった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』より引用
  • その醜い顔に表情が加わると、怪奇な顔になることを彼自身知っていた。 新田次郎『武田勝頼(一)』より引用
  • 自らの過去に蓋をする為、封印すべき過去と同じ手段を重ねるその醜さ。 奈須きのこ『MELTY BLOOD タタリの夜』より引用
  • ふと見ると、その醜い女房の顔がいつのまにか美しくさえ見えるのです。 山田風太郎『ラスプーチンが来た 山田風太郎明治小説全集11』より引用
  • その美しさはその様式の美しさであり、その醜さはその様式の醜さである。 中井正一『リズムの構造』より引用
  • それが膝でにじりあがって来て、昼顔の前にその醜怪な顔をつき出した。 山田風太郎『海鳴り忍法帖』より引用
  • さらにある雪の朝、姫君の顔をのぞき見た光源氏はその醜さに仰天する。
  • 我輩の聞かんと欲する所は、ただその醜美の判断如何いかんの一点にあるのみ。 福沢諭吉『日本男子論』より引用
  • しかし気持をとり直すと、すぐに別な疑念がその醜い頭をもたげてきた。 バローズ『火星シリーズ09 火星の合成人間』より引用
  • 彼にとってはもうこうなればその醜い欲望が勝を占めてしまうに違いなかった。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • こうして非常な醜男ぶおとこに、その醜さを考えずに夢中になることもある。。 スタンダール/白井浩司訳『恋愛論』より引用
  • そして、その醜さを醜さとして描くためには、あまりに詩人であつた。 岸田国士『ジュウル・ルナアル』より引用
  • その醜さが、おまえが自信を持ってるらしい可愛い顔にもにじみ出てるよ。 岩田洋季『月の盾』より引用
  • その醜さのうちには、なにか記念碑のように不滅のものがひそんでいた。 モーム/龍口直太郎訳『月と六ペンス』より引用
  • 未来の社会の穹窿きゅうりゅうは、その醜い要石がなくても崩れはしないだろう。 ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』より引用
  • 喬はその醜い女とこの女とを思い比べながら、耳は女のおしゃべりに任せていた。 梶井基次郎『ある心の風景』より引用
  • 彼は死をのあたりに、しかもその醜怪きわまる姿のままに見たのだ。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • すでに肉交を経験しながら、なおその醜さを感じられない人は無神経である。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 既に醜美の判断を得たり、然らばすなわち何ぞその醜を去って美にかざるや。 福沢諭吉『日本男子論』より引用
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