その蒼白い

67 の用例 (0.01 秒)
  • その蒼白あおじろい額の中にあるいはこのくらいな事を考えていたかも知れない。 夏目漱石『行人』より引用
  • その蒼白あおじろい額の中にあるいはこのくらいなことを考えていたかもしれない。 夏目漱石『行人』より引用
  • 黒いの着物を着ているために、ますますその蒼白い顔が目立っていた。 川上宗薫『赤い夜』より引用
  • その蒼白い横顔を見た時に、雄吉はすぐそれが青木であることを知った。 菊池寛『青木の出京』より引用
  • そして、その蒼白い足端が見えなくなったところで、ごとごとと云う音がした。 田中貢太郎『春心』より引用
  • そして、両腕をたれ、その蒼白い美しい顔をのけぞらせたエデの姿を見た。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(4)』より引用
  • しかしその蒼白あおじろい、いくらか疲れのでた顔には奇妙な満足感が浮かんでいるのです。 ドストエフスキー/小沼文彦訳『白夜』より引用
  • エリザベートとポールは、母親からその蒼白い容貌を受けついでいた。 コクトー/佐藤朔訳『恐るべき子供たち』より引用
  • そしてその蒼白い顔は話につれて次第に紅潮してくるのだ。 辻邦生『北の岬』より引用
  • その蒼白あおじろかおが薄暗い中で、何とも言えず痛々しげに見えるのであります。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • その蒼白い顔には、なんの表情もあらわれていないのだ。 ベントリー/宇野利泰訳『トレント最後の事件』より引用
  • しかしその蒼白い顔にはかたい決意のようなものがあった。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』より引用
  • その蒼白い顔とワイシャツの上に、月光が異様にかがやいていました。 ベントリー/宇野利泰訳『トレント最後の事件』より引用
  • その蒼白い頬に浮かんでいる軽蔑を、陽子は苦しいほど感じて見ることがあった。 宮本百合子『明るい海浜』より引用
  • その蒼白い光の中に黒い姿が立っていた。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 蚕の或物はその蒼白あおじろ透徹すきとおるようなからだ硬張こわばらせて、細い糸を吐きかけていた。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • それで彼はその蒼白あおじろい少女に興味をもった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 彼女の忍び笑いに引き込まれたように、田辺もその蒼白い顔に微笑を浮かべた。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • 音もなく回るその蒼白い影の中にいると、芹沢は自分も現実とは別の世界に引き込まれそうな気がした。 幸田真音『傷 邦銀崩壊(下)』より引用
  • 呆れて物も言へぬ、ロザラインを思ふ涙にその蒼白い頬を幾たび濡したことか! シェイクスピア/福田恆存訳『ロミオとジュリエット』より引用
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