その荒唐無稽

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  • 普段なら、その荒唐無稽むけいな話になつみは笑っただろう。 秋元康『着信アリ』より引用
  • 新聞記者が宮中筋から耳にいれたとされていたが、しかしその荒唐無稽さに東條も軍務局の将校も笑いとばした。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』より引用
  • セットフォードと思われる人物のせいでエジプトの砂漠でのたれ死んだビジョンを話した際、ふたりはその荒唐無稽な話題に研究者としては尋常ならざる激しい怒りを互いに覚え、取り乱したという。
  • この物語の中で、大や仲間たちの送った修学旅行の日々は、その荒唐無稽さを乗り越えて、みなさんをうなずかせてくれるはずです。 菊地秀行『トレジャー・ハンター09 エイリアン京洛異妖篇』より引用
  • 作品の性質上、脚色や誇張が極めて多いが、娯楽作品としてみた場合、その荒唐無稽さゆえに怪作としてマニアに評価が高い。
  • 幼児や児童向けでも、大人が読むとその荒唐無稽さから極めて超現実的な印象を受ける絵本というのも存在するが、その一方では物語に託された深い洞察や示唆に大人が関心を示すケースというのも見られ、世代を超えて愛される絵本の中には、こういった良質な「作品」も見出される。
  • 古典落語を現代的価値観・感性で表現しなおそうとする野心的努力は高く評価されて天才と称されるが、その荒唐無稽・破天荒ぶりから好き嫌いが大きく分かれる落語家の一人でもあった。
  • 俺の両手に微かに残る、人の骨を砕く感触が、熱い血の感触が、その荒唐無稽な話を肯定している。 高橋龍也『痕 ―きずあと―』より引用
  • グラン・ギニョールの恐怖劇は後にアメリカのECコミックと呼ばれるコミック誌の恐怖漫画に影響を与え、その荒唐無稽でグロテスクな残酷描写がスプラッター映画の原点であるとされる。
  • 残酷ながらもその荒唐無稽なドタバタ喜劇はイギリス国民の人気を集めており、夏の海岸やキャンプ場など人の多く集まる場所でよく演じられる他、毎年10月最初の日曜日に「パンチとジュディ・フェスティバル」がコヴェント・ガーデンで開かれている。
  • そしてその荒唐無稽にたじろぎ途方にくれる感性や思考がそれを見まいとして張りめぐらせる貧しい連帯の網を介して、かろうじて秩序となるものにすぎないのだ。 蓮實重彦『表層批評宣言』より引用
  • しかるにその荒唐無稽な出鱈目ぶりを、着実に機能する正常なる制度として肯定せよと物語はせきたてる。 蓮實重彦『表層批評宣言』より引用
  • 四色カラー16ページという豪華な体裁に盛り込まれた異国情緒あふれる背景世界は、その荒唐無稽な冒険活劇の筋立てと共に、終戦直後の少年たちの心を捉えた。