その細い

452 の用例 (0.01 秒)
  • その細い道は、ほかならぬアルヴォン砦の方へつづいているはずである。 栗本薫『グイン・サーガ 002 荒野の戦士』より引用
  • 次郎が立とうとすると、姫は引きとめるようにその細い手を前に出した。 福永武彦『風のかたみ』より引用
  • その細いかたきしめると、腕の中で身体がだらんとしたままになった。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第03巻』より引用
  • 顔を上げたカナリスはその細い目からほおに線を引くほどのなみだを流していた。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス08 ミキシング・ノート』より引用
  • その細い煙がすべて手や顔になったかと思うと、また煙にもどります。 ジョーンズ『ハウルの動く城02 アブダラと空飛ぶ絨毯』より引用
  • その細い糸の上に人間が立つてるちふやうな将棋にならんとあきまへん。 織田作之助『聴雨』より引用
  • アシュラムは彼女のところへ泳ぎ、無言でその細い身体を片手に抱えた。 水野良『黒衣の騎士』より引用
  • その細いくちびるが動き、かぼそいながら確かに女の声が伝わってきた。 北杜夫『マンボウぼうえんきょう』より引用
  • その細い体一つで東京へ行かせる気にはなれぬのも無理はない。 渡辺淳一『花埋み』より引用
  • と、倒れた少女の背を手で支えた佐山は、その細い身体を床に横たえる。 川上稔『AHEADシリーズ 01 終わりのクロニクル①〈上〉』より引用
  • その細いからだから、とてつもない力が湧き上がってくるように見える。 ジェイムズ・ブリッシュ『06 禁断のパラダイス』より引用
  • その細い声は、ノーズ・プラグを通って鼻にかかった声になっていた。 ハーバート『デューン・砂の惑星3』より引用
  • その細い道が何処どこまで通じているのかさえ彼には見定めることが出来なかった。 福永武彦『廃市・飛ぶ男』より引用
  • その細い体に、表情を失った父親が、後ろから禍々しい拘束具を回した。 九里史生『SAO Web 0401 第一章~第三章』より引用
  • しかし私は今夜はその細い麻のような手でついでもらいたかった。 室生犀星『或る少女の死まで』より引用
  • ボクは小走りで彼の元に駆け寄ると、その細い瞳を見上げながら聞いた。 白瀬修『おと×まほ 第04巻』より引用
  • 鷹野は赤いドレスの女のところへ戻ると、その細い腰に手をまわした。 田中哲弥『大久保町は燃えているか』より引用
  • ありがとうと礼を言い、私はその細い筒に火をつけ、そっと吸ってみた。 角田光代『幸福な遊戯』より引用
  • 細く長いがその細さの中に一本芯が通っているのがそばの身上しんじようである。 森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
  • それでも、火の子がついたように、やっとその細い腕を振払っている。 中里介山『大菩薩峠』より引用
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