その嫌疑

54 の用例 (0.00 秒)
  • 僕はその嫌疑に本づいて、あの部屋を見るにも特別な点に注意したのだ。 森林太郎『病院横町の殺人犯』より引用
  • その嫌疑で有罪とするに十分な証拠を、われわれが集められるとは思わない。 フーリック/大室幹雄訳『中国梵鐘殺人事件』より引用
  • その嫌疑を受けた理由の一つは結婚問題について娘と口論したことだったではありませんか。 江戸川乱歩『孤島の鬼』より引用
  • その点に関して申しあげれば、その嫌疑は明らかに不当なものであります。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 09 九州撤退戦・下』より引用
  • その嫌疑は彼女のまま娘であるマドモアゼル・カレールの死に関してかけられていたのである。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • 十人の人間のうち、三人はすでにその嫌疑から除かれている。 クリスティ/清水俊二訳『そして誰もいなくなった』より引用
  • 単に赤の嫌疑で引張ったのだが、その嫌疑が晴れたから釈放するのだ。 夢野久作『少女地獄』より引用
  • あの男もその嫌疑者の一人なのですよ。 浜尾四郎『途上の犯人』より引用
  • 何うかしてその嫌疑を解いて貰わなければ、本当に何にも出来やしないよ。 田山花袋『トコヨゴヨミ』より引用
  • なかでも戦前からアジア問題を研究していた米国IPRの主要メンバーの多くがその嫌疑で調べられた。 宮原安春『軽井沢物語』より引用
  • その嫌疑が自分にかかっているとは。 朔立木『死亡推定時刻』より引用
  • 過去四十年間に、この運動に参加したため、もしくはその嫌疑のために刑死した者が数万人におよんでいるではないか。 幸徳秋水『死刑の前』より引用
  • その嫌疑けんぎは、同席している仲間の業者のだれかにかかるだろう。 高木彬光『妖術師』より引用
  • そして、その嫌疑をそらさんがために、鈴木を悪玉に仕立てる可能性も出て来る。 城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』より引用
  • それはともかく、右のような言動のあった武田金次郎は、たちまちその嫌疑けんぎを受けて逮捕されてしまいました。 山田風太郎『魔群の通過』より引用
  • 彼は前から言っていた、みんなが疑惑を抱きはじめて、その嫌疑が自分たち二人の上に覆いかぶさろうとしている。 アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(中)』より引用
  • その嫌疑を受けた義綱が為義の追討を受け、一族は滅ぼされ、義綱は佐渡国へ流罪となった。
  • 蘇我入鹿にも多少その嫌疑が無いでもないが、彼もまた同じく皇胤であるの誇りを持っていたに相違ない。 喜田貞吉『道鏡皇胤論について』より引用
  • 正しいことをすればするだけ、言へば言ふ丈、その嫌疑けんぎを免かれる方便の如く思ひされた。 嘉村礒多『途上』より引用
  • また、市役所も市会も、逮捕された事実は知っていても、その嫌疑が何であったかさえ水野が翌十七年二月二十八日に呉に帰ったあとまでわからなかった。 辺見じゅん『完本 男たちの大和(上)』より引用
  • 次へ »