せ願えません
17 の例文
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お差支えなかったらどうかお聞かせ願えませんかと申すのでした。匿す必要はないと思ったので、私は名前を教えました。
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一つ今度の事件の推理をお聞かせ願えませんか。
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ポワロ氏はおもむろにチョコレートを一口すすって、注意ぶかく口髭をぬぐった。「あなたは実際にどういうふうにお考えなのか、お聞かせ願えませんでしょうか」と、私はわれ知らずいってしまった。
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それではわたくし、一体どんな理由でこのような無礼を受けたのかしら?もしよろしけれぱ後学のため、その訳をお聞かせ願えませんこと?
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むしろ驚くべきことです。ついてはホームズさん、もうちょっと詳しくお聞かせ願えませんか?いったいその金をどこから手にいれるのでしょう?
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あるいは、自分と彼女との関係そのものが好奇の対象だったのか。「もしよかったら、お聞かせ願えませんかねえ」 顎を引き、視線を下げると、好奇心に満ちた吉野の顔が目に入った。
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お話の様子ではどうやら中央では新しい波が起こりつつあるらしい。お話をお聞かせ願えませんか。
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お歌は、うなずくよりほかに、仕方がなかった。「さし出がましいようですが、私を信用なすって、旦那がお店にいないわけを、お聞かせ願えませんか」 お歌は、すぐにこたえることができなかった。
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先にシビレを切らしたのは、授業中強引に呼び出された達也の方だった。「青木さん、そろそろ用件をお聞かせ願えませんか」 言葉遣いはともかく、決して丁寧とは言えない口調で問われた青木は、首から上で示している不機嫌のレベルを更に一段階引き上げた。青木も、相手が達也だから、こうも易々と心情を露わにするのだろう。
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中年男はていねいにいう。「どのようなご用件かお聞かせ願えませんか」 おれは名刺をもたないことを詫びてから、二十四時間営業のアダルトサイトの話をした。インターネットで若い女性の私生活を公開しているプログラムがあり、キャリバンがそのサイトの会員であること。
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失礼ですが、小竹田さん、あなたの経歴というか、略歴というか、その、プロフィールをお聞かせ願えませんか?
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歯にたっぷり衣を着せて、思わせぶりを匂わせながら、のらりくらりとかわしている。「ご鑑定をお聞かせ願えませんか」 金を払う気はさらさらないが、世間話として、見立てのひとくさりも語るのが、この場合の義理だろう。
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「そうですね」 私は言った。「男に媚びたセクシーさは同性から見るといやらしいけれど、同性から見てもすてきだなあって思えるセクシーな女性っているじゃないですか」 記者は言い、 「白川さんの対男性へのアプローチの秘訣をすこしお聞かせ願えませんか」 彼女はノートの上でペンをたてて待った。
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「わかりました」 矢代はうなずいて、店の近くの喫茶店へ二人を案内した。矢代と向かい合うと、棟居は、 「昨年の六月六日、あなたは新宿プリンセスホテルに予約をしておきながらお見えにならなかったそうですが、差し支えなかったらその理由をお聞かせ願えませんか」 と早速切り出した。棟居の質問に矢代はかなり動揺した模様である。
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「お話の性質上、社員の方に知られてはまずいケースがあるものですから」 それがどんなケースなのか、佃にはいまひとつ想像がつかない。「佃さん、率直にうかがいますので、忌憚のないご意見をお聞かせ願えませんか」 須田は居住まいを正した。
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「捕われたもうたときのご事情、まずお聞かせ願えませんか」 「その儀はすでにご報告、受けておられましょう」 「なれど、人により申すことまちまちにて、真相、相わかりませぬ」 「それは、伊賀守さまみずから、ご判断なさるべきかと存じます」 それっきり、国松は固く口をつぐんだ。とても、わずか八歳の子の応答ぶりとは思われず、勝重以下みな舌を巻いた。
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