すべて空しい

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  • しかし、あと一歩をつめられなかったために、それらはすべて空しい夢となろうとしている。 沢木耕太郎『一瞬の夏』より引用
  • そういう世俗の有利な条件はすべてむなしいと悟って、棄て去ってしまった。 武田泰淳『快楽』より引用
  • 財界人の中にはこの戦争の収束を山本にやってもらおうとひそかに考えていた人も幾人かあったらしいが、それもすべてむなしくなった。 阿川弘之『山本五十六』より引用
  • 明日の晩までには藤木も考え直すだろう、希望はまだすべて空しいわけではないだろう、と。 福永武彦『草の花』より引用
  • 繁雑極まりない仕事も、その仕事の成果も、すべて空しく消滅した。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(上)』より引用
  • この世の権力はすべて空しいと、おシャカ様は口がすっぱくなるほど説いていられるんじゃありませんか。 武田泰淳『快楽』より引用
  • それらがすべて空しくなった今、神西さんの果された実際の仕事と、未来に於て完成する筈だった茫漠たる計画と、そのいずれに真の神西さんの姿があったのだろうかと考える。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • しょせん、すべて彼女の心づかいも、いかに妹を愛してみても彼自身をほめてみても、彼がすでに他の女とみずからの未来を定めているならすべて空しく無益なことでしょう。 オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(上)』より引用
  • 努力はすべてむなしく、夢はすべて叩きつぶされた。 宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 下巻』より引用
  • しかるに、昨今では、どうやら、こうした努力はすべて空しく、本は一カ月もしないうちに書店の棚から消えてゆく。 鹿島茂『セーラー服とエッフェル塔』より引用
  • しかし、やがて彼女は、この表面の美も、一皮剥がせば、すべてむなしいものであることをさとるだろう。 トウェイン/大久保康雄訳『トム・ソーヤーの冒険』より引用
  • 日清戦争、日露戦争、満州事変、支那事変、これらの戦役に流されたわが幾十万の将兵の鮮血はすべて空しいものであったのか。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 過去はすべて空しい。 山田風太郎『同日同刻 ―太平洋戦争開戦の一日と終戦の十五日』より引用