しょうどく
全て
名詞
18 の例文
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衛生局の担当官がその悪臭をたどって、東側の屋根裏部屋の壁と天井の鎖されたところまで行き、死んだ鼠の数がおびただしいにちがいないことで、意見を一致させた。しかし長く鎖された箇所を破って消毒するほどの価値はないと判断した。悪臭はすぐに消えるだろうし、潔癖な基準を適用するような地区ではなかったからだ。
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うちのポチがどこで怪我をしたのやら、右目の上を一センチばかり切っているのに気づきました。大した傷ではなさそうでしたので、消毒してそのままにしておきました。消毒液が少し目に入ってしまったらしく、しきりにまばたきして前足でこする様子が、可哀相なんだか滑稽なんだか、とにかく可愛かったです。
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助けてくれたのが医者だとすれば、この消毒薬の匂いも納得 できる。少女が言うには、「お爺ちゃん」 は街に診察に行っていて、明日にならないと帰 ってこないのだという。
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アッシェンバッハはなげやりな、さりげない調子で聞いた。いったいどうしてこの間からヴェニスでは消毒されているのだろう、と。「それは」 と、しのび足で歩く男は答えた。
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遺憾残念の心持は完全に消毒して毛の先ほども残っていない口調である。クローヴィスは上品な身ぶりで残念そうに立ち上がった。
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同時に、消毒用の濡れナプキンの代金を返していないことを思い出した。「あの、さっきも薬局まで濡れナプキン買いにいってもろうて、その代金もお返ししておりませんのに、こんなん貰うわけにいきません」 「いいんですよ、ほんとに」 女は離乳食の入ったビニール袋を美津子に押しつけるようにしていたが、「あ、でもこれは」と言って袋の中に手を入れた。
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生成物はオルト・メタ・パラの3種の異性体の混合物であるため、必要に応じて分留などによってさらに分離精製する。消毒用など、純度がそれほど問われない場合は混合物のまま使用される。
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それゆえ、この銀行の一切のものを消毒せねばならぬ。消毒班がやがて来るから、すべてのものはそのままにしておくように。今日、現送があったか。
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日当りの悪い部屋だと塵の目立たぬ代りに菌数は多いであろう。アルコールで消毒はされるかもしれないがあまり気持の好いものではない。屠蘇と一緒に出される吸物も案外に厄介なものである。
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そこまで理解できたら、私の方が行動に移すのは早かった。山本に傷の消毒をしてもらいながら、すらすらと謝罪の言葉を口にする。
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また全アトラクションでソーシャルディスタンスに基づいた営業方法に変更。座席の間隔を空けたり消毒作業を徹底したり様々な予防策を行っている。
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壁面には半透明のポリカーボネートが使用され、冬の日ざしは和紙をとおったようにやわらかにロビーを照らしていた。アキラは黙って、完全消毒された教会のような建物の内部を見まわしている。「敵の本拠地で打ちあわせするなんて、スリルあるな」 制服ではなく白いカジュアルシャツに綿パン姿の受付嬢がやってくると、フレンドリーな笑顔を見せた。
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老人はねぶり箸が癖らしく、さんざん舐め回した箸で無神経に鍋の中を掻き回す。熱湯で消毒しているから平気だというのが、この世代の考え方なのだろう。信一は、怖気をふるいながらも、死ぬような思いで白菜の切れ端を嚥下したのだが、老人は、善意のかたまりのような笑みで、もっと肉を食え、遠慮するなと彼に迫るのだった。
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あとはやることがなかった。ふたたび甲板では爆音が響きだして、消毒器の湯のたぎる音を打消した。爆音は刻一刻高まる。
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うんだりするといけませんから、せめて傷の消毒ぐらいは、すべきです。わたしは、すぐそばで医院をやっている者です。
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彼は傷口の化膿を防ぐ方法をあれこれ考え、石炭酸を傷口につけると効果があるらしいと気づき、その実例をまとめあげて、学界誌に発表した。ここにおいて、人類ははじめて消毒という知識を持ったのである。この一八六七年は慶応三年、江戸時代の末もいいところ、明治元年の前年にあたる。
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人間が人工物質を不用意に自然に放出すると、自然中の過程によってトリハロメタンが生成する。例として、有機物を含む水が次亜塩素酸によって消毒される際に発生する。この中の四塩化炭素は発癌性があると言われているため、現在次亜塩素酸のクロラミンへの代用が進んでいる。
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