これは甚だ

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  • これは甚だ矛盾した心境ではあるが、正直にいうと、そんな気持であった。 野上豊一郎『闘牛』より引用
  • これは甚だ余談ですが、ですから私は、「死」ぬことが嫌ひであります。 坂口安吾『帆影』より引用
  • これは甚だ面白い考えで、酔者は醒者よりも国家に取って危険な人民である。 穂積陳重『法窓夜話』より引用
  • エッセイの連載というのは毎回違う話を書くわけで、これは甚だ辛い。 吉行淳之介『贋食物誌』より引用
  • だがウッカリしていればこれは甚だ尤もなものとして通用するのだ。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • 戦後の男女同権というのは、女が男と同じになろうという同権でこれは甚だおかしい。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • これは甚だよくないことはいうまでもない。 寺田寅彦『研究的態度の養成』より引用
  • これは甚だ書きにくい事だが、これを書かないようでは、こんな物を書く甲斐がないから書く。 森鴎外『ヰタ・セクスアリス』より引用
  • これは甚だ人の目につき、みんなはその事件をけっして忘れず、私の悪口を言った。 北杜夫『マンボウぼうえんきょう』より引用
  • これは甚だ感心出來ない法律と思ひます。 桑原隲蔵『支那の古代法律』より引用
  • これは甚だ天下人らしくない貧乏たらしい家康の癖であった。 山田風太郎『忍法流水抄』より引用
  • 北野劇場の前売りが四日間で二千円台である、これは甚だ貧弱で、心配になった。 古川緑波『古川ロッパ昭和日記』より引用
  • 然しながら、これは甚だ耳遠くてそんな語があつたか、なかつたかもわからぬ。 折口信夫『用言の発展』より引用
  • これは甚だ無気力な弁明ではあるが、事実は如何とも仕方がない。 辻潤『自分だけの世界』より引用
  • これは甚だ奇妙な現象でありました。 岸田国士『フランスに於けるシェイクスピア』より引用
  • これは甚だ心外なことで、文学の士で非議せざるものはない。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • これは甚だ僥倖ぎょうこうな事で、他人の離縁状を使って新らしき妻君を得たようなものである。 小出楢重『油絵新技法』より引用
  • 普通のものは薄作だが、これは甚だ厚作である。 金達寿『日本の中の朝鮮文化 09 阿波・土佐・伊予・讃岐』より引用
  • これは甚だ自信たっぷりのようでいて、実は之ぐらい自信の欠けた生き方もなかろう。 坂口安吾『青春論』より引用
  • これは甚だ不幸な事態である。 八木誠一『キリストとイエス―聖書をどう読むか』より引用
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