この大雪

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  • さうでもしなければ、この大雪の日に凍え死んでしまふぢやありませんか。 岡本綺堂『俳諧師』より引用
  • おれもそれを知つてゐるから、今日もこの大雪のなかを一生懸命に歩いたよ。 岡本綺堂『俳諧師』より引用
  • しかもこの大雪の中でも営業しているらしく、中から高吟こうぎん談笑の声が聞こえてくる。 酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』より引用
  • そして後になるとこの大雪によって門が知らせようとしたことがさらにはっきりと思い当った。 山下洋輔『ドバラダ門』より引用
  • 様々のメッセージをこの大雪の中に読み取ることが可能だった。 山下洋輔『ドバラダ門』より引用
  • この大雪の中をだれがいったい、やってきたのだろう。 坪田譲治『日本むかしばなし集 1』より引用
  • 一首は、この大雪が少くなった残雪のころにみんなして行こう。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • いったいならば、憲兵がこちらへ捜査に来る筈なのですが、この大雪で、どうにもならぬ。 太宰治『嘘』より引用
  • 江戸へ逃げて行くつもりのふたりはこの大雪に難渋し、一夜の宿をこの地蔵堂に求めたのだった。
  • この大雪のために林冲は命をすくわれたのだった。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(一)』より引用
  • この大雪にどうしたのかと母が不思議がりますと、実はゆうべにいさんに逢ったと云うのです。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • かの女はその心もその苦しみもそのもだえもその悲しみも皆なこの大雪の中に埋めつくされて了つたやうな氣がした。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • いながらにして故郷に疎開したような気持ちになれるのも、この大雪のおかげでした。 太宰治『春』より引用
  • この大雪のなかを思いきってお出かけになりましたな。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • その糸七が、この大雪に、乗らない車坂あたりを段々に、どんな顔をしていよう。 泉鏡花『薄紅梅』より引用
  • 道警もこの大雪で、動きがとれないようである。 西村京太郎『十津川警部「友への挽歌」』より引用
  • なにも、お吉のいったことを気にしたわけではないが、八丁堀の屋敷も、この大雪でどうなっているか心配でないこともなく、東吾はやがて、「かわせみ」を出て、高下駄の歯を雪にとられて難渋しながら屋敷へ戻った。 平岩弓枝『御宿かわせみ 07 酸漿(ほおずき)は殺しの口笛』より引用
  • 何せこの大雪で、交通機関がめちゃ滅茶なのですから、私はあれが入隊におくれた理由を、そこは何とかうまく報告できるつもりです。 太宰治『嘘』より引用
  • 多分、この大雪のせいであろう。 工藤美代子『工藤写真館の昭和』より引用
  • 第拾九章この大雪をいて、市村弁護士と蓮太郎れんたろうの二人が飯山いいやま乗込のりこんで来る、といううわさは学校に居る丑松うしまつの耳にまで入った。 島崎藤村『破戒』より引用
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