ことは毛頭

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  • しかし、実を言えば、僕はそういうことは毛頭もうとう望まないのだ。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • が、当今は有難いことには、さようなことは毛頭ござりません。 笑福亭松鶴『上方落語100選(2)』より引用
  • しかし、君たちの話に邪魔を入れようの、掻き乱してやろうの、そんなことは毛頭考えてはいないんだよ。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • だが作者は、パリのサロンで光彩を放っている若い女性たちのなかに、マチルドの性格を台なしにしてしまっているあんな気ちがいじみた衝動を感ずるような人がたった一人でもいるなどと仮定して、女性たちを侮辱するようなことは毛頭していないのである。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • もともと、グライムスは、女優に成ることは毛頭考えていなかったが、エージェントにより、才能を発掘されたことがきっかけとなり、女優の道へ進むことになった。
  • 田中はこの一件に対し「語句の扱いに配慮を欠いた点は認めますが、原文を勝手に書き直して、虐殺事件を隠したとか、大将の不利を補ったとかいったようなことは毛頭もありません」と自著で述べている。
  • 「率直に言って、そんなことは毛頭望んではおらぬが」ジャイルズはジム、ブライアン、そしてダフィッドに言った。 ディクスン『ドラゴンの騎士〔下〕』より引用
  • ふたりが、売却金として半ドルをテーブルのうえに置きながらも、ひどくうれしそうな顔をしているので、売っても、どえらいもうけどころか、なんの実入りにもならなかったことを、今さら言い聞かせたところで、おいそれと気持ちを翻すことは毛頭あるまいと、彼は、観念するほかなかった。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用