ことは凡そ

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  • 文子と結婚することは凡そ最も容易なる行ひのうちのひとつであつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • 現実から出発する外はないということは凡そ人間的存在の根本的規定であるであろう。 戸坂潤『イデオロギーの論理学』より引用
  • 敵をあざむくためなどゝ、信長はそんなことは凡そ考えていなかった。 坂口安吾『織田信長』より引用
  • H大佐が直接われわれと接することはおよそまれなことであった。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • とにかく彼が、部隊未結成の曖昧あいまいな状態のあいだを最大限に利用していることはおよその察しはついた。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • このことは凡そ習俗に通有する性質ではあるが、ことに日本人中のある階級の人間はひどいのである。 島田清次郎『二人の男』より引用
  • 自分を益々ますます立派にしたく思うだけだ、自分の妻になる人間に自分をあざむくことはおよはずかしいことだ。 武者小路実篤『友情』より引用
  • たとえそのままでは納まらぬとしても、総員修正でけりが付くことはおよその見当がついていたと言ってよかった。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • 次に政府であるが、国体明徴を声明した政府当局が、該問題に力を入れないということは凡そ不可能なことだ。 戸坂潤『現代日本の思想対立』より引用
  • しかしそんなことは凡そ無意味である。 外村繁『日を愛しむ』より引用
  • 将棋の木村名人は不世出の名人と言われ、生きながらにしてこういう評価を持つことは凡そあらゆる芸界に於いて極めて稀れなことであるが、全く彼は心身あげて盤上にのたくり廻るという毒々しいまでに驚くべき闘志をもった男である。 坂口安吾『青春論』より引用