げっきん
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名詞
18 の例文
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どこかで、誰かが月琴を弾いているらしく、その音が小さく漂ってくる。灯りを点すには、まだ、しばらくの時間があり、外の明りをたよりに、空海は静かに酒を飲んでいた。
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岸を洗う静かな波音が下の方から聴えて来る。それが彼には先刻から法界節の琴や月琴の音に聞えて仕方なかった。波の音と聞こうと思えばちょっとの間それは波の音になる。
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両者の音色も、たとえて言えばマンドリンとウクレレほども違う。現在の中国製の月琴は、中華人民共和国の音楽改革の「改良」を経ている。胴体は真円で、スチール線にナイロンを巻いたナイロンスチール弦の単弦を3コース張り、フレットは半音もカバーする。
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二階に絨緞が敷かれ洋館になった。お母さんが珍しく外出すると思ったら月琴を習いにゆくのだった。譜本をだして父に説明していた、父は月琴をとって器用に弾いた。
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明治十年代から二十年代にかけて明清楽がはなはだ流行し、中でも九連環が最もはやった。それを月琴に合わせて歌ったのが法界節で、二十年代を代表する流行唄となった。これを演奏しながら門付けをして歩くものを法界屋という。
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のちに海援隊となってからもその本部は乾堂邸に置かれた。また、龍馬の妻・お龍に月琴を教えたのは乾堂の長女・キクといわれている。晩年は小曽根小学校の創立、寺院や神社の創建、桟橋の架設、高島炭鉱の三菱への譲渡斡旋などの業績がある。
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月琴の音と白楽天の声が風に乗り、河の上を渡ってゆく。それを、さらに遠くの空へ、風が運んでゆく。
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月琴島ではなく岡山県にある月琴の里が舞台であり、ストーリーは大幅に変更されている。大道寺家は養蜂業者であり、事件以前から女主人が「女王蜂」と呼ばれている。
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「支那も昔は聖賢の教ありつる国」で、孔孟の生れた中華であったが、今は暴逆無道の野蛮国であるから、よろしく膺懲すべしという歌が流行った。月琴の師匠の家へ石が投げられた、明笛を吹く青年等は非国民として擲られた。改良剣舞の娘たちは、赤き襷に鉢巻をして、「品川乗出す吾妻艦」と唄った。
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一夜だけSAKAIがボーカル、WADAがギターのバンド形式で渋谷エッグマンでライブをした後にメンバーが脱退し、2人のボーカルユニットとして存続。WADAは作曲を担当する他、ベトナムの民族楽器でもある月琴も演奏する。毎年ベトナムに渡りNGOC SONと共にコンサート活動を行う。
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演奏時は椅子に座りながら月琴を腿の上に置き胴を自分の体から少し離して弾く。胴内に不安定な金具が仕込んであり、それを振ったり叩いて音を鳴らす、鳴り胴と呼ばれる機構を備えたものもある。
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お母さんが珍しく外出すると思ったら月琴を習いにゆくのだった。譜本をだして父に説明していた、父は月琴をとって器用に弾いた。子供のおり富本を習った母よりも長唄をしこんでもらっている私たちの方がすぐに覚えて、九連環なぞという小曲は、譜で弾けた。
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もし、身よりの者と連絡がついたら、お新の形見として送ってやろうと考えていたものだ。「この月琴に見憶えはないか」 渡された月琴をみて、お景が叫んだ。
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それが月琴島という、たぶんにロマンチックな名前でよばれるようになったのは、おそらく、江戸時代も中期以後のことであろう。いわれはいうまでもなく、島の形状がそのころはやった、月琴という、中国の楽器に似ているからである。ところで、その月琴だが。
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工尺譜でドレミファ・・・の音階を示している 月琴の調律はいろいろある。ここでは清楽の月琴を例に取る。
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女の持ってる書き物は 王の眼玉を潰すため。赤児の持ってる月琴は 王の鼻をば塞ぐため。爺の持ってる石笛は 王の耳をば鎖すため。
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月琴を弾く女とつき合っていたのは佐久間香介で、今崎貞二郎ではない。今崎はその話を反感をこめて東吾に語っていた。
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