ぐらりと傾き

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  • 母は思わず気が昂り、上体を動かしたものだから、舟がぐらりと傾いた。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • バスがぐらりと傾いて道を折れ、秋陽が逆の窓へ移って行った。 藤原晋爾『秋津温泉』より引用
  • そのとたん、山岡の体はぐらりと傾いて栄介の方に倒れかかって来た。 半村良『邪神世界』より引用
  • 自分がいる世界がぐらりと傾くような、大きな眩暈に襲われていた。 奈須きのこ『月姫 温かな午睡(秋葉・トゥルーエンド)』より引用
  • そして大砲は吊り上げられるが、海の上まで来てぐらりと傾いたのだ。 柏原兵三『徳山道助の帰郷』より引用
  • 不意に娘の身体がぐらりと傾いて、市蔵ははっとしたが、倒れはしなかった。 藤沢周平『暁のひかり』より引用
  • なんだか世界がぐらりと傾き、それまで見えていたのとはまるでちがった顔付となっていた。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
  • 水を飲もうと立ちあがった瞬間、部屋ぜんたいが左側にぐらりとかしいだ。 柳美里『フルハウス』より引用
  • すると、死体は両腕をだらりとたらしたまま、一方へぐらりと傾いた。 レマルク/山西英一訳『凱旋門(下)』より引用
  • それを聞いて、なつめ寄りだったジゼルの心がぐらりとかしいだ。 小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』より引用
  • はっとしたのと同時に、ドレスの裾を踏みつけたのか体がぐらりとかしいだ。 早見裕司『メイド刑事02』より引用
  • 流れの半ばまできたあたりで、ディーの三号機の上体が、ぐらりと傾いだ。 水無神知宏『鋼鉄の虹 装甲戦闘猟兵の哀歌』より引用
  • 野次馬がうねり、伊里野の身体からだがぐらりと傾いてテーブルに倒れ込んだ。 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その3』より引用
  • 忠熈の姿勢がぐらりと傾いたがすぐには倒れなかった。 横溝正史『金田一耕助ファイル17 仮面舞踏会』より引用
  • 椅子いすがぐらりと傾き、そのまま左に倒れそうになるのを、両手をわたわた動かして立て直す。 川原礫『アクセル・ワールド 02 -紅の暴風姫-』より引用
  • 二杯目の朝鮮人参酒の残りを呑み干して立ち上がると、体がぐらりと傾いた。 柳美里『タイル』より引用
  • ぐらりと傾いた顔に、間をおかず今度は左手のこぶしが飛んだ。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • その光と音がすると、球体はぐらりと傾き、目がくらんで、なにもみえなくなった。 ウェルズ/赤坂長義訳『月世界最初の人間』より引用
  • 困惑の表情を未だ顔に張りつけたまま、ぐらりと傾かしいで花畑に倒れこんだ。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第01巻 「放浪の戦士」』より引用
  • 背中からられる危険性どころか、寄り掛かった壁自体がぐらりとかたむいたのだ。 喬林知『今日からマ王 第15巻 「宝はマのつく土の中!」』より引用
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