くり石
全て
名詞
18 の例文
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川田はゆがみっぱなしになっていた首を闇屋のリュックサックからもぎはなして頭をふるった。三人ともほとんど一瞬のうちに栗石のうえへとびおりた。つぎからつぎへと人が降ってきた。
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一般に、穴の底には排水管を通して流れてきた水を自然排水するための層を作る。具体的には一番下に栗石などを敷き、その上に砂を入れる。砕石や瓦を入れてもよい。
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顔をよせると靴からひきぬいたばかりの足のうらのような匂いがした。シャツごしに栗石が背や腰に食いこんでくるので、寝ていても、たえず体の向きを変えなければならない。ちかくの廃線の草むらにとめた冷凍貨車から腐った魚のたまらない匂いがただよってくる。
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形も子供の掌一杯ほどの平べったい石があるかと思うと、文鎮にしてもよいような、どっしりと坐りのいい石もあった。砂利道といっても小砂利だけではなく、栗石や玉石が交じっていた。玩具や人形などを買ってもらった記憶はないが、これらの石をエプロンに幾つか入れて、縁側の床の下に、私はよくこっそりと隠しておいたものだ。
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砂利は、粒径が一定の細かさをもつ丸みを帯びた石。より細かい砂や比較的大きい栗石や玉石を含むこともある。岩石を破砕した砕石とは異なる。
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自立式土留構造と比べて広い面積を要するが、構造物の厚さを薄くできることから費用は割安となる。多くの場合、水圧を逃すために背面に栗石層及び水抜きパイプを設置する。主に間知石、コンクリートブロック、石材等を用いる構造物が一般的である。
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また、金沢氏の菩提寺称名寺の庭園は金沢実時・顕時の代にひらかれ、顕時の子金沢貞顕の手によって修築造営がなされた庭園である。池泉舟遊式の浄土庭園であり、栗石や白砂などによって自然の海岸の景色が再現されている。大きな弧を描いた反橋が特徴的で、橋は、現世から極楽浄土への結界を表現している。
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アリが一匹手すりのうえをのろのろと這っているのが見える。線路の栗石と枕木のあいだに草が茂り、あらあらしく汗ばんでいる。はげしい陽にあぶられてしおれ、あえいでいる。
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真ん中だけが石畳で、わきは全部これだから。これ栗石っていうのよ。砥川ってとこで採れる特別の石ね。
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火災対策のため、木造からSRC造に変更している。自重増加のため天守台を補強することになりモルタルグラウトにより栗石を固めた。瓦を復元する際には、堀に沈んだものを探したり、古い広島城のものを新聞紙面上で募集するなどしている。
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裁判所の前には、騎馬隊が出動し、槍を持って断頭台を取り囲んだ。また、その士官が携帯しているピストルは、だれかがそれをひったくって、その士官を道路のくり石に叩きつけて殺そうと思ったら、その前に五、六十人の死人が出るだろうと思われるほどの恐ろしい武器だった。それでも、焦点を与え、権力のあからさまな象徴を示すほうが良いのである。
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王寺駅をでてしばらくしたらとつぜん汽車が深い渓谷と山のなかで停止した。なんだろうと思っているうちに線路の栗石のうえを駅員が走り、艦載機来襲、艦載機来襲と叫んで過ぎていった。たちまち硬直がほどけた。
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また『東山文庫記』によると天正2年に「御主」が存在していたようで、安土城築城に先行する数少ない天守であったことを示している。現在石垣は北門の一部に残るのみだが昭和54年の発掘調査で石仏二体と石材数個、また大量の栗石が検出され、この発掘調査以外からも勝龍寺城の大半が石垣によって築かれたことが推定されている。また虎口部分が枡形虎口となっていることも明らかにあり、織豊系城郭であることが明確になっている。
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日本では昭和初期ごろの的屋などがある意味いかさま師であったと言える。がまの油売りの日本刀で腕をちょっと切る見せ場やや「道端の小枝の先端に小石を紐でくくり石を上に枝を地面に刺すことなく立たせる」といった事で客寄せをして物品を販売した。如何様と書き、「さもその様に見える、いかにも本物らしい」といった意味で転じて「まがい物、偽物」と言うことを指す事から偽物を売る者といった意味もある。
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岩石など固体を目的の大きさまで細分化する場合、それを破砕・粉砕する目的で使用される。鉄道などの敷石、建築に使われる栗石、道路・土木に使われる砕石など特定の大きさを必要とする石を作成するために使われるものや、クラッシュアイスなど氷を砕くもの、固形燃料を作るため、廃材や石炭などを砕くものなど、用途、種類が数多く存在する。
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当初の計画では、大分県側の岸から砦の山際へと架橋していく筈であった。金網で作ったダルマ籠を川床に据え、これに栗石を詰めて橋脚とし、その上に丸太の橋桁を渡して簡易な仮橋とする計画であった。だが、流れの中央に筏の牆壁を置かれてしまった今となっては、ダルマ籠の橋脚では高さが足りなかった。
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全体の形状は、川の上流に向かって凸型のアーチを描き、世界最初アーチ式ダムとも言われる。金名の郷頭がある谷は風化しやすい花崗岩で形成されているため、前後の川の底には栗石を敷き詰めた上に直径30-60cmの平な自然石を敷いて川底とし、谷が金名川の水流によって浸食されないように工夫されている。
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