くたびれ儲け

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  • 彼が一番長いこと将校をのせて、くたびれ儲けをした最後の男だった。 黒島伝治『橇』より引用
  • したがって、吾妻橋を渡ったところでくたびれもうけということになる。 半村良『下町探偵局PART2』より引用
  • 「きょうもくたびれ儲けか」と、なんにも知らない叔母は笑っていた。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • 世界にそれを解決せよと言っても、骨折り損のくたびれもうけだ。 メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(下)』より引用
  • 骨折り損のくたびれもうけとはこのことだとしても、足の指の痛みが消えてしまったのは何よりだ。 井伏鱒二『黒い雨』より引用
  • そうして、石はそいつらの手にはいって、わたしたちは骨折り損のくたびれ儲けということになるだろうね。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(下)』より引用
  • 報告書を瑕瑾かきんのないものにするために流した汗も労力も、どうやら骨折り損のくたびれ儲けのようだった。 ハメット/能島武文訳『血の収穫』より引用
  • 骨折り損のくたびれ儲けってやつで気の毒だったが、心配するな。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『15 スラッシュ株式会社』より引用
  • どっちが相手をやっつけても、骨折り損のくたびれ儲けじゃないか! ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』より引用
  • あなたのせっかくの頑張りも、骨折り損のくたびれ儲けということになるのが落ちです。 ルブラン/野内良三訳『ルパン対ホームズ』より引用
  • しかし、指先と耳が痛くなったにもかかわらず、骨折り損のくたびれもうけの結果に終わった。 姉小路祐『死の逆転 ―京都が危ない』より引用
  • 骨折り損のくたびれ儲けをしたハンターのならいで、彼はかなり不機嫌なまま船に戻った。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(2)』より引用
  • そうして油断ゆだんさせておいてわたくしにきばを向けるつもりであれば、骨折り損のくたびれもうけというものですわよ? 鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 04』より引用
  • 寒々しいのは単調だからであり、それは決してくたびれもうけにならないし、荒れ狂う波は倦きない幻想となり得るし、寂しそうな人魚を慰めてあげたいし、そういう優しい気持ちになれば安らぐ事もあるかも知れないじゃないの。 若合春侑『無花果日誌』より引用
  • が、結果として骨折り損のくたびれ儲けに終わった。 岸本葉子『マンション買って部屋づくり』より引用
  • 変ホ長調の交響曲は、骨折り損のくたびれ儲けに終わったが、その後に『悲愴』交響曲となったものを着想する上では影響力があった。
  • 古本屋へ出掛けない理由は、持前の出無精が先立つことは勿論だが、一つには書物の数がむやみと多すぎて、めぼしいものがなかなか見つからない、つまりはくたびれ儲けであること、高い本は初めから高いにきまっていて、掘り出しの愉しみがありそうにないこと、などである。 福永武彦『第四随筆集 夢のように』より引用
  • どうせ骨折り損のくたびれもうけ、二度と歩くものかとふて腐れる。 森見登美彦『四畳半神話大系』より引用
  • 第三の題未定の長篇は、現に執筆中というか難航中というか、どうにも遅々として進行しないのだが、今年の春そのために伊豆の辺鄙な海岸に滞在し、秋には金沢から能登半島へとまさに取材旅行に赴いたが、目下のところくたびれ儲けみたいなもので、どうすればうまく応用できるか、現に思案中である。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
  • 「骨折り損のくたびれ儲けですよ」とウラジーミルが哀れっぽく附け加えた。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(上)』より引用
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くたびれ儲け の使われ方