お公家

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  • 戦も知らぬお公家さまが、馬鹿なことを言うなと言いたげである。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • まったくお公家さんの茶には〈もてなしの心〉ゆうもんはないのんか。 松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』より引用
  • 昔はお公家様ですら神鹿に出会ったときには、車より降りて地面にひれ伏し迎えたそうだ。 万城目学『鹿男あをによし』より引用
  • あれがお公家くげさん風の声なんだな。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • 学校で習ったが、百姓もお公家くげさんも、この時代の連中は戦争つづきで困ってるんだ。 半村良『戦国自衛隊』より引用
  • 身体つきもどちらかといえばほっそりとしていて、お公家さんといった風情があり、プロの野球選手には見えなかった。 樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、発情中につき』より引用
  • 今どきお公家さんなどどこにもいてません。 松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』より引用
  • ところで、茶金さんの出入りさきと申しましたら、かずかぎりのないくらいで、商売ばかりではなく、お茶のお相手にお公家くげさんがたへも多くまいります。 興津要『古典落語(続々)』より引用
  • それだけに、名前も相まって「先祖はお公家様らしい」という噂も流れた。
  • お公家様をおどかしたり、幕府の有司をおどかしたりして、始末がつかない。 三田村鳶魚『話に聞いた近藤勇』より引用
  • 京都でお公家様くげさまつかえていたんだ、ふぅん。 野村美月『文学少女シリーズ10 “文学少女”見習いの、初戀。』より引用
  • やはり、野球選手というよりも、お公家さんか歌舞伎役者だ。 樹生かなめ『~ラベンダー書院物語~ その男、発情中につき』より引用
  • ほんらいは、金もちの武家やお公家くげ衆などが社交の一手段としてなごやかに楽しむものなのだ。 桐生祐狩『夏の滴』より引用
  • 古井戸の水の上には果して二つの白い顔が映っていて、いずれも絵にかいたお公家くげさまのような、ここらではかつて見たこともない優美な若い男たちであったので、おつぎも暫くは夢のような心持で、その顔を見つめていた。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • すてきに容貌きりょうのいい上品な女で、ことばも京なまりで、まあ誰がみてもお公家さまの娘という位取りはあるそうですよ。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • これが、お公家さんのあいだで、えらい評判になって、おそれ多くも、ときのみかどの耳にもはいりました。 興津要『古典落語(続々)』より引用
  • 眉を別の場所に描きかえた昔のお公家さんや、逆立つ蛇の髪をしたメドゥーサに見られるようなディープな想像力を、ひとはやがてまた取り戻すのだろうか。 鷲田清一『てつがくを着て、まちを歩こう ―ファッション考現学』より引用
  • しかも、それとはっきり正体をみせねえで、お公家さんを使ってお煙草たばこのあざとい工作ばかりしていやがる。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • 関寺に行くと、物狂ひの老女が来るのを小町かと聞くと、小町は小町だが、お公家様として、妾の事を問はれるのは、何事の用だと言ふ。 折口信夫『鸚鵡小町』より引用
  • 九条総督や醍醐参謀は薩長に担がれた飾りもののお公家さんです。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
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