お上手

全て 名詞
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  • 道誉のようなお上手もできないし、本心からの出家など、なお真ッ平だ。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • 見ていると、運転はあまりお上手の方ではないらしい。 阿川弘之『末の末っ子』より引用
  • 家人に対してさえこれだからましてや他人に対してお上手をいうような事はなかった。 内田魯庵『八犬伝談余』より引用
  • あたし、久邇さんがもっともっとピアノお上手じようずになってほしいの。 福永武彦『風土』より引用
  • あなたつていふ方は、ほんとにひとを自惚れさせることがお上手ね。 岸田国士『速水女塾』より引用
  • 貴方は文科へ行つてゐらつしやるのだから定めし詩や歌をお作りになることがお上手でせう。 牧野信一『I Am Not A Poet, But I Am A Poet.』より引用
  • 監督さんという職業を経験した方は、こんな風に女の気持ちをアフターケアなさるのがお上手らしい。 阿川佐和子『走って、ころんで、さあ大変』より引用
  • 氏は聖職に身をおいていたが、軍人としての体験をお持ちだというし、それに、ドイツ人としては珍しく日本語もかなりお上手とのことなので、とにかくお訪ねしたのである。 鈴木明『リリー・マルレーンを聴いたことがありますか』より引用
  • 学芸会における子供の親のような心境で、お上手お上手といって手を叩くのである。 東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』より引用
  • もう大分お上手になったんだろう。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • 患者は、それこそお上手を云って、嬉々として出て行った。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • あなたは、急におくちもお上手になって、私を一そう大事にして下さいましたが、私は自身が何だか飼い猫のように思われて、いつも困って居りました。 太宰治『きりぎりす』より引用
  • つまり猫かぶりでなくては成功しない土地で、心にもないお世辞を云い、見え透いたお上手をやらなければいけなかったのです。 大倉燁子『機密の魅惑』より引用
  • のところなんぞも大変お上手に唄っていられました。 酒井嘉七『ながうた勧進帳』より引用
  • 談話するにさえ一言一句を考え考え腹の底から搾出しぼりだし、口先きでお上手じょうず胡麻化ごまかしをいう事が決して出来なかった。 内田魯庵『二葉亭四迷の一生』より引用
  • 俗語は訳者によっては誤訳されやすいものですが、先生のそれは意味のとり方が正確で実にお上手でした。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • もうひとつは、無口でお上手はいわれないが、心からの部下想いであることが、私らによくわかっていました。 児島襄『指揮官』より引用
  • あなたはまるでダンスの教師みたいにお上手ね。 ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』より引用
  • それは形の上の習練で内容的には一向に習練されてはゐないのだが、家康といふ人は、つまりさういふ虚勢の、上ッ面だけのお上手が下手であつた証拠だ。 坂口安吾『家康』より引用
  • 久邇さんはお上手じようずねえ、と言う明るい声なのだ。 福永武彦『風土』より引用
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お上手 の使われ方