うらやましーい
全て
形容詞
18 の例文
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大は小を兼ねるが、小は大を兼ねない。小さな手で苦労する私など、大きな手と聞くと本当にうらやましくなる。昔、モスクワ・東京間の飛行機の中で偶然リヒテルの真うしろの席に乗り合せ、長い飛行時間中にとくと彼の手を拝見したことがあった。
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どんな本なのか見ようと思ったこともない。パソコン一台あれば自宅でできる仕事であるところが多少うらやましい。「メール」で仕事をやりとりするらしい。
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最後の七億五〇〇〇万ドルは、モリタ自身の懐におさまったのだ。平均して一年に八〇〇〇万ドル以上だから、うらやましい高収入である。こうして巨大な資産をかかえたモリタは、日本政府の暗黙の保護のもと、超高級ホテルのスイートルームで安楽な生活を送っている。
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「ママ、びっくりするだろうな」 切れ切れに届く親子の会話から、高山は、安藤の一家が再会するシーンを脳裏に思い描いていた。それはまた高山には絶対に果たし得ない、うらやましい光景でもあった。
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但し、〝苦あれば楽あり〟、下り坂の自転車は、気管支炎を病んだように咳きこみつづけるバスよりもはるかに速く、たちまち九十九折りの坂道で追い抜き返してしまうのだ。その時の彼らの晴れやかな笑顔を竜太はなぜかうらやましく思うのである。
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俺は、俺にできなかったことをやっているお前さんがうらやましいよ。
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に入ってうらやましい気持ちが強くなったからとインタビューに答えている。
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ゴライアス号備えつけのひとり乗りシャトル、ファルコン号で飛びたつ。昔の宇宙局の同僚たちに見せてやったら、どんなにうらやましがるだろう!いままでの記録によれば、着陸できずにエウロパから進路をそらされるというのが、いちばんありうる結末らしい。
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えらいと思った。そして、そんなにまで母のことを思う吉川が少しうらやましくもあった。
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展覧会などで本職の画家のかいた絵を見ると、美しい草木や景色や建築物やが惜しげもなく材料に使われている。今の自分から見るとこれらの画家は実にうらやましい有福な身分だと思う。世の中に何がぜいたくだと言って、このような美しく貴重な自然を勝手自在にわが物同様に使用し時には濫費してもいいという、これほどのぜいたくは少ないと思う。
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それが今朝は違う。彼女は仕事をしている惟の姿を想像して、うらやましいと心から思った。そして胸が激しく高鳴った。
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やめてくださいな。ディミートリアスを夢中にさせたのはあなたの美しさ、うらやましいわ!あなたの眼は北斗星のよう、あなたのきれいな声は さんざしの花の咲くころ、緑の麦畑から 羊飼いの耳にひびいてくる雲雀の歌よりもいい調べ。
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まったく今から考えると、我れながらうらやましくなる程の元気であった。友人二人、案内や人夫五人、合計七人にリーダー格として、大町、針ノ木峠、平、刈安峠、佐良峠、五色ヶ原、立山、剱、祖母谷、大黒という当時としてはかなり大きな旅行を済ませたばかりであるのに、二人の友人が東京へ帰るのを見送ると共に、また山に入ったのだから。
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しかし生まれたのは男の子で、心底、がっかりしたのだそうだ。母が私と歩いていると、いつも彼女はうらやましそうにしていた覚えがある。あるとき私は、彼女から誕生日のプレゼントをもらった。
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それでいてもてないわけじゃない男。とっかえひっかえ女を変えてるんで昔はうらやましいなんて思ったけれど。
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「そんなところです」藤村はうなずいた。「うらやましいかぎりだな」それまで黙していた男が初めて口を開いた。「こちらは仕事ですからな」 「どんなお仕事ですか」 「毛皮です」その質問をなかば予期していたかのように、男はそくざに答えた。
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しかし自分のためでは仲間たちのようには楽しくなかった。何かを買ってやる相手のいる仲間たちが彼はとてもうらやましかった。彼が木村優子に会ったのは、それから二カ月ほどたったときのことだった。
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