うす赤く染め

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  • やがて東天をうす赤く染めて、山の向こうから黄色い月がにょきにょき顔を出した。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • 傾いた日射しが欅を照らして、まるい幹の半分だけをうす赤く染めていた。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 雲の層はうすれ、雲の形はみだれ、雲の陣地はその端の方から、敗北を恥じるように、うす赤く染められた。 武田泰淳『快楽』より引用
  • 遠くバス道路を越してつらなる丘の、冬の山にしては青みの濃い茂みが、黒ずむにつれ、空はうす赤く染められて、明るさを増した。 武田泰淳『快楽』より引用
  • 太郎は卓の東南の隅にいて、そのしもぶくれのもち肌の頬を酔いでうす赤く染め、たらりと下った口髭をひねりひねり酒を呑んでいた。 太宰治『晩年』より引用