いとも気軽

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  • 倫子から、電話一本かかると、いとも気軽にやって来たというわけである。 赤川次郎『冒険入りタイム・カプセル』より引用
  • じいさんはいとも気軽きがるにスーッと巌山いわやまをめぐって姿すがたしてしまいました。 浅野和三郎『霊界通信 小桜姫物語』より引用
  • 何かトラブルが発生すると、日本人は、いとも気軽にびてしまう。 森本哲郎『日本語 根ほり葉ほり』より引用
  • 私は以前、北京である日本人がいとも気軽にこのことばを発するのを聞いて心底びっくりした経験がある。 阿辻哲次『漢字のなりたち物語』より引用
  • と、こちらはいとも気軽な調子で返答することにした。 海音寺潮五郎『新太閤記(一)』より引用
  • 彼はいとも気軽に会ってくれたよ。 クリスティ/小西宏訳『「ポワロ参上!」4』より引用
  • 仲間をいとも気軽にこんなふうに分ける現代の青年の意識を、つぎの萩原朔太郎の詩のイメージとくらべてみたらいい。 森本哲郎『読書の旅 愛書家に捧ぐ』より引用
  • それも、あらゆる肉体の鍛練をした結果、腕におぼえはあるし、長い間に徐々に危険にも馴れてしまったのでまず間違いなく敵を殺せる自信がありますから、いとも気軽にやってのけますよ。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(2)』より引用
  • それより先に少年がいとも気軽に進み出て、手にした棒で、逆上しているマイルスの腹をひょいと突いた。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第07巻 「コーラルの嵐」』より引用
  • 観音像を見るよりも港町に行きたくなって手近なトラックの運転手に敦賀まで乗せてくれと頼んだら、私と同じ年くらいの角刈りの太った運転手が「おう」といとも気軽にOKしてくれた。 川本三郎『ちょっとそこまで』より引用
  • 日野クンはいとも気軽にひきうけて、宗教的な重々しい素振りなどはミジンも見せずに奥の部屋へ立った。 坂口安吾『神サマを生んだ人々』より引用
  • 友美はいとも気軽な調子でそう言った。 勝目梓『夜のエージェント』より引用
  • かくして持ち前のいら立ちがはじまりかけた折も折、例のドングリマナコの青年が、いとも気軽にいい放ったのである。 上坂冬子『おんなの一人旅』より引用
  • 彼は、自分がいとも気軽に攻撃している一見無害な球体が、じつは三惑星連合軍がながいこと建造につとめてきた、うわさに高い、なかば神秘的な超宇宙船であるとは思いもよらなかったので、なおさら安心していた。 E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ6) 三惑星連合軍』より引用
  • 何もかも、結局敏子の予定どおりに運んだらしく、ホテルの勘定なども、敏子がいとも気軽に払ってしまった。 半村良『平家伝説』より引用
  • 恐るべき事件の解決が待たれているのも忘れたように、二時間にわたって彼はいとも気軽に、ケルト族、矢じり、土器の破片はへんなどについて談じてあきるところがなかった。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの最後の挨拶』より引用
  • ヨークタウンの艦長、バックマスター大佐は、いとも気軽に答えた。 豊田穣『ミッドウェー戦記』より引用
  • 帰国後、地元の中学に転校した直後、私がひとかたならぬショックを受けたのは、いとも気軽に生徒たちが、学友や教師を、「デブ」とか「ハゲ」とか「チビ」とか「出っ歯」とか「オデコ」と当人の人間としての本質とは無関係な、当人の意志ではどうにもならない容貌ようぼう上の特徴をあげつらって呼んでいることだった。 米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』より引用
  • わが国では始め「カミナリ族」と呼ばれたが、彼らの中にはグループを組んで、いとも気軽に恐喝や万引、窃盗、乱交などの新しい「遊び型非行」を行う者も現れ、また若年者の薬物乱用も花ざかりとなった。 中村希明『犯罪の心理学』より引用
  • ふじはいとも気軽に言った。 半村良『魔女伝説』より引用