あの傲慢

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  • お雪ちゃんの待つ弁信は容易に来ないのに、あの傲慢ごうまんな貴婦人は、待っていた気苦労もないうちに迎えの人が来て、さっさと行ってしまいます。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • あの傲慢な女王は、怒りと復讐のために、タラン一行のだれであれ、つかまえれば殺すだろう。 アリグザンダー『(プリデイン物語3)タランとリールの城』より引用
  • 側廊の一つにはあの傲慢なエリザベスの墓があり、別のほうには、彼女の犠牲となった、美しい薄幸なメアリーの墓がある。 アーヴィング/吉田甲子太郎訳『スケッチブック』より引用
  • そして今、あの傲慢ごうまんだったベイキ女王が、対等な仲間としてのディーにびている。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • おれにはあの傲慢不遜の女王の気持ちがわかるよ、あいつの面目がそこに、あいつの面目がのこらずその手の一件にあらわれているじゃないか、まさに毒婦だよ! ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • しかも、あの傲慢不遜な言葉とうれしそうな顔つきとは、最もしばしば居あわせた人々の目に彼らをえらそうに見せる。 モンテーニュ/関根秀雄訳『モンテーニュ随想録抄』より引用
  • 何かと言へば欠伸でも放ちさうな白けきつた素振りを見せるあの傲慢な心が憎い。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • うやうやしくかしずき、あの傲慢な姫君ひめぎみの求めるものを何くれとなく用意している。 賀東招二『フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)』より引用
  • そんな時、いくらあの傲慢な姫子でも、忍びよるロマンスの気配に気付いて、知らず知らず呟いてしまうのではないか。 山田詠美『姫君』より引用
  • 何にもまして私が不快を覚えるのは普通の墓石に刻まれているあの傲慢無礼なきまり文句である。 ラム/平井正穂訳『エリア随筆』より引用
  • 人をもとめること、欲することを知らないあの傲慢な美の中には、それを見たら死なねばならないおそるべき深淵がある。 栗本薫『真夜中の天使2』より引用
  • 謙虚で気取りがなくって、イギリス人特有のあの傲慢ごうまんさもない。 モーム/篠原慎訳『諜報員アシェンデン』より引用
  • あれはたしかに前国王が、あの傲慢ごうまん無礼きわまるノールウェイ王と かつて一戦を交えられたあのときに、お召しになられていた甲冑かっちゅうだ。 シェイクスピア/大山俊一訳『ハムレット』より引用
  • だがなあ、おい、処刑台はいいとしても、まず初めにすっかり快くなっておかねばならないよ、しかし、おれにはあの傲慢ごうまんの女王の心理がわかるよ、あの女の面目がその『お手』の中に躍如たりだ、毒婦めが! 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • 内田が人に好かれる性格なら、なんとか切り抜けられるかもしれないが、あの傲慢な性格は、そんなとき、マイナスの方向に作用することは、眼に見えている。 西村京太郎『赤い帆船』より引用
  • 未熟だとか不完全だなんて言葉が、あの傲慢ごうまんな王子の形容につかわれるなんて、すごく変な感じだ。 橘香いくの『ブランデージの魔法の城2 魔王子さまと鏡の部屋の秘密』より引用
  • 神々のうちで、私ら二人が、あの傲慢なラオメドンへと、ゼウスのもとから派遣されて、一年間だけきまった駄賃で奉公したものだった。 ホメロス/呉茂一訳『イリアス(下)』より引用
  • あの傲慢が服を着て歩いているような古傷の男なら、海上自衛隊を動かして派手な捕り物劇を演じ、市ヶ谷復興を内外に示すセレモニーにする、なんてことも考えかねない。 福井晴敏『川の深さは』より引用
  • あの傲慢がたたったのでしょう。 セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(下)』より引用
  • 他人の手をかりて復讐ふくしゆうするのは、いささか本意に反するが、あの傲慢ごうまんな兵法者をあの世へ送ることができるのは、溜飲りゆういんが下ることである。 柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(上)』より引用
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